スマホアプリは株取引で"使える"?証券会社アプリ8本徹底比較

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「スマホだけで株取引できたら楽そう」

「証券会社のアプリって何を比較するの?」

証券会社が提供しているアプリには、チャート分析や銘柄検索などの機能があります。

ただし、サービスの内容は多種多様ですので比較をしてみたいですよね。また、自分がどのようにアプリを使えばいいのかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、証券会社のアプリを比較し各社のアプリを解説していきます。

  • アプリは注文と管理に分けて操作性で選ぼう
  • 8つの要素で総合的に比較し証券会社3社をご紹介

証券会社の「使える」アプリってどういうもの?

取り引きしている時間にはPCが見れないので、スマホのアプリだけで取引できたらすごく便利ですよね。

そんなアプリの最大の魅力は直感的な操作ができることにあります。

例えば、楽天証券のiSPEEDは200万ダウンロードの実績があり、使いやすさを追求したアプリだと人気です。

証券会社の「使える」アプリは何が基準なの?

直感的な操作ができるといっても操作性の高さは各社によって違います。

そこでアプリを比較して選ぶなら、まずアプリの使用目的を注文と管理とに分けて比較ポイントを見ていきましょう。

注文しやすさのポイント
注文の際には思ったとおりのタイミングで時間をかけずに売買できるか を考慮しましょう。速度、手軽さがポイントです。
管理しやすさのポイント
保有株の評価や業界ニュースを日々確認できるかどうかなど、情報量や画面の見やすさがポイントとなります。

注文・管理でストレスなく資産運用するには、それぞれの目的に必要な要素があるかどうかが重要です。必要な要素とは何かを見ていきましょう。

注文しやすいアプリとは?ポイントは4つ

アプリの目的が注文の場合に必要な4つのポイントをご紹介します。

  1. 対応取引
  2. 注文方法 
  3. 銘柄検索
  4. 入出金

対応取引

現物株・信用取引だけでなく、注文できる取引商品の範囲がNISA取引や投資信託まで対応していればなおよいでしょう。

注文方法

通常の注文の他に逆指値やIOC注文など特殊注文の種類が豊富か確認しましょう。
例えば、SBI証券はリスク回避に適しているIOC注文に対応しています。

IOC注文
自分の意図どおりに約定できなかった注文は自動でキャンセルされる注文です。

銘柄検索(スクリーニング)

一般的に数字で銘柄を絞り込みますが、数字以外でも絞り込める機能があれば優秀です。

楽天証券では、値動きのトレンドラインで銘柄を探すことが可能です。

入出金

注文に必要な資金をアプリで証券口座へ反映できるかを確認しましょう。

こちらはほとんどのアプリで可能となっています。

管理しやすいアプリとは?ポイントは4つ

アプリの目的が管理の場合に必要な4つのポイントをご紹介します。

  1. チャート
  2. ランキング 
  3. ニュース
  4. PCとの連携

チャート

チャートは株価の動きを示すもので、意味と見方を理解するだけで売買の判断材料になります。どれくらいチャートの種類があるのかで比較しましょう。

ランキング

市場別の株価の値上がり・値下がりや財務指標などで、株の市場価値をさまざまな角度から見ることができます。どれくらいのランキングがあるのかで比較しましょう。

ニュース

マーケットニュースの有無で比較しましょう。例えば、モーニングスターや日経新聞といったニュースを見ることができます。

PCとの連携

PCとアプリで指定した株式のデータを同じ状態で共有できるか確認しましょう。PCとアプリ両方で管理したいという方には必須のポイントです。

注文と管理の合計8つのポイントをふまえて、証券会社をご紹介します。

証券会社の「使える」アプリってどれ?3社を紹介!

証券会社3社をご紹介します。

  • 【楽天証券】
    iSPEED
  • 【SBI証券】
    SBI株アプリ
  • 【岡三オンライン証券】
    岡三ネットトレーダースマホ

【楽天証券】操作性と銘柄選びは文句なし!iSPEED

注文
対応取引 注文方法 銘柄検索 入出金
管理
チャート ランキング ニュース PCとの連携
15種 24種
他社は用途でアプリが数種に分かれていますがiSPEEDは1台完結型のアプリ。注文・管理ともに文句なしのアプリです。
  1. 銘柄検索では、業種・テーマ・チャートの形状・スーパースクリーナーといった4つの機能を搭載
  2. 入出金は楽天銀行との連携が可能で楽天ユーザーにはお得
  3. ニュースでは、日経テレコンが読める

【SBI証券】1画面にチャートを4つ表示可能!SBI株アプリ

SBI株アプリ
注文
対応取引 注文方法 銘柄検索 入出金
管理
チャート ランキング ニュース PCとの同期
◎9種 26種

SBI証券は、口座開設数では業界トップ(※上位ネット証券5社の比較。2019年6月末現在。各社公表資料等より。SBI証券調べ)で、IPO(新規公開株)の取扱数の多い証券会社です。

  1. チャートでは1銘柄につき4種の表示可能
  2. 銘柄検索では株主優待を内容・必要な金額で検索できる

【岡三オンライン証券】分析メインなら岡三ネットトレーダースマホ

注文
対応取引 注文方法 銘柄検索 入出金
管理
チャート ランキング ニュース PCとの連携
7種 32種

情報ツールとしては他2社に劣りますが、分析ツールとしてメリットのあるアプリです。

  1. 価格・業種・市場などを選択できるランキング
  2. ファンダメンタル分析でもランキングが見れる
  3. 板情報(気配値)がリアルタイムで自動的に更新される

証券会社の各アプリ比較一覧表

3社とその他5社をあわせたアプリを比較してみました。
口座開設をすればアプリも無料で使えますから、使ってみて決めるのもよいでしょう。

注文に関する一覧表
社名 対応取引 特殊注文
(逆指値は全対応)
銘柄検索 入出金
楽天証券 現物、信用、NISA 逆指値付通常注文
SBI証券 現物、信用、PTS、NISA 逆指値付通常注文 ×
岡三オンライン証券 現物、信用、NISA 逆指値
auカブコム証券 現物、信用、単位未満株、NISA トレーリングストップ
W指値
Uターン注文など
松井証券 現物、信用、NISA 追跡指値 ×
マネックス証券 現物、信用(現引・現渡不可) ツイン指値
GMOクリック証券 現物、信用 IOC
ライブスター証券 現物、信用、NISA OCO、IFD ×
管理に関する一覧表
社名 チャート ランキング ニュース PCとの
連携
楽天証券 15 24 〇会社四季報あり
業務・財務情報あり
SBI証券 9 26
岡三オンライン
証券
7 32
auカブコム
証券
26 14
マネックス証券 8 20
松井証券 12 16 × ×
GMOクリック証券 6 8 〇業務・財務情報あり
ライブスター
証券
7 7 ×

この記事のまとめ

アプリは注文と管理で使い方を分けて比較しよう。

注文に必要な機能

  • 対応取引
  • 注文方法
  • 銘柄検索
  • 入出金

管理に必要な機能

  • チャート
  • ランキング
  • ニュース
  • PCとの連携

ご紹介した証券会社のアプリ

  • 【楽天証券】iSPEED
  • 【SBI証券】SBI株アプリ
  • 【岡三オンライン証券】岡三ネットトレーダースマホ

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