ミニ株と単元未満株は初心者でも始めやすい!違いと買い方をチェック

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「ミニ株とか単元未満株って何?配当や株主優待はもらえる?」
「ミニ株や単元未満株はどこの証券会社で買える?」

ミニ株や単元未満株は、少額資金で始められるため初心者に人気の投資で、配当金や株主優待をもらえる銘柄もあります。

今回はミニ株と単元未満株の仕組みや利益の出し方、また取引時間など注意点のほか、取り引きができる証券会社も紹介しています。

  • ミニ株・単元未満株は少ない資金で始められ分散投資もできる
  • ミニ株・単元未満株でも配当金や株主優待をもらえる銘柄がある
  • ミニ株・単元未満株は単元株にはないデメリットもある

ミニ株とは?売買単位と仕組み

ミニ株とはどういうものなのか?通常の株式や似たようなイメージの単元未満株とどう違うのか、詳しく見ていきましょう。

ミニ株とは

ミニ株とは、通常の100株や1,000株という決められた単元より小さい単位で売買できる株式投資です。「株式ミニ投資」とも呼ばれ、少ない資金で始められます。

ミニ株の特徴として、保有しても株主総会には出られません。

通常、株式を1単元(100株)購入すると、1単元に対して1票の議決権が得られ、株主総会の決議に参加できます。

しかしミニ株の場合は、株主としての権限が制限されます。
株主総会に参加したい場合は、1単元になるまでコツコツと買い増していきましょう。

ミニ株と単元未満株の違い

ミニ株と同じく少額投資ができる株式に単元未満株があります。

両者は似ていますが、厳密には異なるものです。

ミニ株と単元未満株の違い

  • ミニ株:設定された単元株数の10分の1から売買できる
  • 単元未満株:単元株数に関わらず1株から売買できる

例えばある株の単元株数が100株と設定されている場合、ミニ株では10株から、単元未満株では1株から売買できます。

単元未満株とミニ株、また通常の単元株との違いを一覧表にまとめました。

ミニ株 単元未満株 単元株(100株)
売買単位 単元の10分の1 1株 100株
配当金 持分に応じて分配 持分に応じて分配 1単元相当の分配
株主優待 企業の規定による 企業の規定による 保有する単元数による
議決権 なし なし 1単元に1つ

投資家は、一定期間株式を保有すれば企業から配当金を受け取ることが可能です。
ミニ株も単元未満株も、配当金は株数に応じて分配されます。

株主優待は配当金と異なり、企業が定めた株数を保有していないと受け取れません。
規定の株数に達するまで、少しずつ買い足していけば株主優待を受け取ることができます。

また、後に紹介しますが1株からでも株式優待を受けられる銘柄もあります。

ミニ株と単元未満株は類似する部分が多く、違う点は売買単位のみです。実際あまり区別して使われることはないためこの記事では同じものとして扱い、説明します。

ミニ株・単元未満株はいくらで買える?

ミニ株投資や単元未満株投資では、通常の単元株で必要な金額の1/100から1/10の値段で株を買うことができます。
欲しいけど高くて手が出ない株でも、少額から買うことができます。

例えば、「任天堂(7974)」の1株あたりの株価は41,610円、1単元は100株ですので、通常なら416万1,000円が必要です。

これが単元未満株なら1株41,610円、1/10単位で買うミニ株なら10株416,100円で買うことができます。
(※株価は2020年3月25日時点)

ミニ株・単元未満株のメリット&デメリット

少額で買えるミニ株や単元未満株ですが、通常の単元株取引に比べたミニ株のメリットとデメリットとはどのようなものでしょうか?

ミニ株・単元未満株のメリット

まずはミニ株のメリットを見ていきましょう。

ミニ株・単元未満株のメリット

  • 少ない資金で始められる
  • 分散投資でリスクを小さくできる
  • 人気の値がさ株で投資の練習ができる

ミニ株・単元未満株のメリットとして最初に挙げられるのは、少ない資金で始められることです。
十分な資金が準備できない方でも大企業の有名な銘柄を買えます。

次のメリットとして、複数の銘柄を少額ずつ購入して分散投資できる点です。

例えば50万円の資金が手元にあったとして、1株5,000円で100株単位の銘柄を購入する場合、1銘柄しか購入できません。
しかし10分の1の株数で購入可能なミニ株であれば、1株5,000円の銘柄を複数購入できます。

さまざまな銘柄に投資すれば、仮に1銘柄で損をしても、大きな損失を避けることができるでしょう。

分散投資すれば、1つの銘柄の株価が下がったとしても他の銘柄が上がっていれば、ダメージは少なく、リスクを分散できます。

ミニ株・単元未満株であれば、1株あたり数万円する値がさ株に手をだせるのも魅力的でしょう。
人気銘柄の任天堂や、ユニクロを展開するファーストリテイリングなど、ミニ株・単元未満株であれば数千円~数万円で買えるので、大企業を対象とした投資のよい勉強になりますね。

ミニ株のデメリット

次にミニ株のデメリットを紹介します。

ミニ株のデメリット

  • 取引金額に対する手数料の比率が高い
  • 対象銘柄が限られている
  • リアルタイムで取引できない

ミニ株投資の注意点として、単元株よりは少額で購入できる分、手数料の比率が高くなる傾向があります。

また、対象銘柄が限られている点にも注意が必要です。応援したい企業の銘柄があってもミニ株の対象でない場合もあるので事前に確認しましょう。

他にもリアルタイムで取引できない点も人によってはネガティブな要素と感じられるかもしれません。

取引回数や取引時間は、証券会社によって独自のルールがあります。さらに、指値注文ができないため、思った値段で取り引きできないケースも出てくるかもしれません。

ミニ株で利益を出すには?

通常の単元株取引では、売買益や配当金で利益を狙いますが、ミニ株・単元未満株取引ではどうなるのでしょうか。
ミニ株・単元未満株で利益を得る3つの方法を見ていきましょう。

単元株と同様に売却益で利益を得る

ミニ株取引では、単元株取引と同様、保有している株が値上がりしたときに売って売却益を狙うことも可能です。

ポイントとして少額取引のメリットを活かし、なるべく違う業種の銘柄を分散して数種類購入するのも有効でしょう。

ミニ株の場合、自分で値段を決めて売る指値注文ができません
注文を出す時間帯によって約定価格が決まり、当日の始値や翌日の値段になる場合など、証券会社によって違います。

約定のタイミングがわからずに購入すると、想定した株価と異なる価格で約定してしまう場合もあるので、証券会社の取引時間に関するルールはチェックしておくべきでしょう。

以下は、ミニ株・単元未満株を取り扱う証券会社の取引時間と約定金額をまとめたものです。

例えばSBI証券の場合、16:30に注文を出すと、約定価格は翌営業日の前場の始値になります。

SBI証券SBIネオモバイル証券の「S株」の取引時間

  • 0:00~10:30 当日後場始値
  • 10:30~21:30 翌営業日前場始値
  • 21:30~24:00 翌営業日後場始値

SBI証券SBIネオモバイル証券の場合、日が変わってから午前中10:30までに注文を出せばその日の後場始値で約定してもらえます。
(※名証・福証・札証銘柄は売却のみ)

マネックス証券の「ワン株」の取引時間

当日11:30まで 当日後場始値

マネックス証券の当日分の注文受付は11:30までです。

auカブコム証券の「プチ株」の取引時間

  • 0:01~10:00  当日後場始値
  • 10:01~23:00  翌営業日前場始値
  • 23:01~24:00  翌営業日後場始値
  • 休日(土・日・祝祭日) 翌営業日後場始値

auカブコム証券の場合は23:00までの注文が翌日の前場始値で約定できる時間で、少し遅めの時間に設定されています。

配当金をもらう

ミニ株を保有することでも、配当金ももらえます。

例えば任天堂は、1株あたり年間配当金が890円なので、2株持っていれば1,780円もらえます。

ささやかですが保有しているだけで恩恵を受けられるのは嬉しいですね。

配当金で利益を得たい場合は、株価に対してなるべく配当金が高めの銘柄(配当利回りの高い銘柄)から」検討してみるとよいでしょう。

配当利回りで銘柄を選ぶポイントについてくわしくはこちらの記事へ

株主優待がある銘柄へ投資する

ミニ株・単元未満株投資で利益を出す手法として、3つめに挙げられるのは、株主優待がある銘柄に投資することです。
保有株数に関係なく株主優待を受けられる銘柄を探しましょう。

ミニ株で株主優待をもらえるか確認する方法

ミニ株の保有で株主優待が受けられるかどうかを確認するには各証券会社の銘柄ページの株主優待の項目を確認してください。

全株主対象の株主優待であるという内容が表記されている場合ミニ株でも株主優待が受けられます。

表記されていない場合、証券会社の公式サイトで対象が明示されている場合もあります。それでもわからない場合、証券会社に直接問合せてみましょう。

ミニ株・単元未満株で株主優待が受けられる銘柄

1単元に満たない株主にも優待を実施している銘柄を紹介します。

銘柄名 株価(1株) 株主優待
京セラ(6917) 6,181円~6,250円 全株主に京セラグルー王の製品やサービスを特別価格、特別企画にて提供。宝飾品からキッチン用品、ホテルプランなど
東光高岳(6617) 916円~1,008円 1株以上で「特撰カタログ」掲載価格(税込価格)から1,000円割引。日本橋ふくしま館が取り扱う福島県産品の商品が掲載されているカタログ
上新電機(8173) 1,947円~2,013円 全株主に25枚(5,000円分)のお買い物券を贈呈。2,000円毎に1枚(200円)ジョーシングループの各店舗やWEBサイトで使える

※株価は変動している場合があります。

ミニ株や単元未満株の場合、株主優待をもらえない企業もあります。たとえば
「どうしてもオリエンタルランドの株主優待で東京ディズニーリゾートの株主パスポートがほしい」
という方は、単元未満株をコツコツと少しずつ購入し、株主優待や議決権が発生する100株を目指すのも一つの手です。
ただし、購入するたびに売買手数料が発生するため手数料が割高にならないよう銘柄や買付単価、株数の調整も必要になるでしょう。

ミニ株(単元未満株)取引ができるネット証券

最後に、ミニ株(単元未満株)を取引できるネット証券5社のサービス名、手数料、注文受付時間を比較します。

LINE証券とSBIネオモバイル証券は単元未満株に特化したスマホ証券なので、より使いやすいサービスになっています。

証券会社名 サービス名 手数料 注文受付時間
SBI証券 S株 約定代金×0.500%(最低手数料50円) 24時間
マネックス証券 ワン株 約定代金の0.5%(最低手数料48円) 0:00~11:30
17:00~0:00
auカブコム証券 プチ株 約定代金の0.5%(最低手数料48円) 24時間
LINE証券 - スプレッドが発生(※手数料は無料)
日中(9:00~14:50):0.05%
夜間(17:00~21:00):0.5%
平日は21時まで
SBIネオモバイル証券 - 月額220円(税込)※※1ヵ月の約定代金合計額が50万円以下の場合 24時間

ミニ株の売買で利益を狙うなら、手数料が安い証券会社を選ぶとよいでしょう。
上記5つの証券会社の手数料を比較すると、LINE証券の日中取引が安くなっています。

またSBIネオモバイル証券はサービス利用料金が月額で決まっていますが、期間固定Tポイントが毎月200ポイント付与されます。
この期間固定Tポイントをサービス利用料金に充てられるので、現金の支出をおさえたい人にとって嬉しいサービスです。

注文受付時間を比較すると、SBI証券auカブコム証券SBIネオモバイル証券の自由度が高いといえるでしょう。
この3つの証券会社は、24時間いつでも注文を入力できます。

取引回数ではLINE証券が便利です。
LINE証券と利用者との間で直接取引を行う「相対取引」を採用しているため、1日に何度でも注文できるのが特徴です。

この記事のまとめ

ミニ株や単元未満株の取り引きは、少額の資金で始められ分散投資もできるため、初心者が最初に始めるには適しているといえます。
持ち株数にもよりますが、配当金や株主優待を受けられる銘柄もあります。本格的な単元株取引の練習にもなるので、株式投資の初心者はまずミニ株から始めてみてもいいでしょう。

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