目次
スマホアプリで初心者でもカンタン株取引
スマホのアプリには、株の知識を付けたり取り引きのシミュレーションをしたりするゲームのようなアプリと、実際の売買ができる証券会社のアプリがあります。
証券会社のアプリは株取引をするのにとても便利で、いまや株式投資をしている人にはなくてはならないツールです。
例えば、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は、2019年3月には275万ダウンロードを突破した株アプリです。
株のアプリの最大の強みは、いつでもどこでも注文できることです。ほかにも
- シンプルな操作で注文できる
- 急な状況の変化をアラート機能で知らせてくれる
- 情報収集が効率よくできる
- 口座開設するだけで使える
など、さまざまなメリットがあります。
一方でセキュリティ面などの不安要素もありますが、これはデメリットの章で対策も含めて詳しく解説していきます。
まずは、スマホアプリで株投資をするメリットをより詳しく見ていきましょう。
【証券会社別】株アプリを3つの軸から比較
株アプリを選ぶうえで重要な比較軸は以下の3つです。
あくまでこの3つの比較軸は「参考」です。
人によって使いやすさは異なるので、自分が特に重視する要素が含まれている株アプリを選びましょう。
比較軸 | なぜ重要? |
---|---|
ランキングの項目数 | 銘柄探しや取引がスムーズになる。「売買の多い銘柄」「急騰している銘柄」など、色々な指標で銘柄を探すことが可能 |
チャートの種類 | チャートの種類が多いほど、売買のタイミングを判断する上でチェックできる情報量が多くなる |
情報量 | 株価に関する最新ニュースや決算書のような情報が充実していれば、最適な投資判断をするのに役立つ |
アプリ | ランキングの 項目数 |
チャートの 種類 |
情報量 (決算書、最新ニュースなど) |
---|---|---|---|
SBI証券|SBI証券株アプリ | |||
![]() |
23種類 ◎ |
16種類 ◎ |
◎ |
楽天証券|iSPEED | |||
![]() |
24種類 ◎ |
12種類 ◯ |
◎ |
DMM.com証券|DMM株 | |||
![]() |
13種類 ◯ |
9種類 ◯ |
◯ |
カブドットコム証券|kabu.com | |||
![]() |
14種類 ◯ |
25種類 ◎ |
◯ |
松井証券|株touch | |||
![]() |
16種類 ◯ |
12種類 ◯ |
△ |
マネックス証券|マネックストレーダー | |||
![]() |
20種類 ◎ |
7種類 △ |
△ |
SMBC日興証券|SMBC日興証券アプリ | |||
![]() |
15種類 ◯ |
12種類 ◯ |
◯ |
岡三オンライン証券|岡三ネットトレーダーWEB2 | |||
![]() |
8種類 △ |
7種類 △ |
◯ |
GMOクリック証券|iClick株 | |||
![]() |
8種類 △ |
6種類 △ |
△ |
ライブスター証券|livestarS2 | |||
![]() |
7種類 △ |
7種類 △ |
△ |
初心者におすすめの株アプリ3選
ここでは初心者が投資を始める上で使い勝手の良い株アプリを3つ紹介します。
【iSPEED】使いやすさと情報量のバランスを両立

iSPEEDの特徴
- 株価の動きをスクリーニング・ランキング機能で検索
- 日経テレコンとの連携で情報収集も可能
- 売買管理が行いやすく、情報も見やすい
- 進化を続ける取引ツール

一つのアプリで取引を完結したい人におすすめです!
iSPEEDの詳細 | |
---|---|
証券会社 | 楽天証券 |
銘柄検索 | ◎
チャートの動きから上昇中の株を探せるスクリーニング機能が評判 |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | ◎ |
【SBI証券 株アプリ】銘柄選びで迷いたくない

SBI証券 株アプリの特徴
- 銘柄選びに重要なランキング機能が使える
- Push通知機能で投資機会を逃さない
- 銘柄分析からアナリスト予測まで豊富な情報を収集できる

銘柄選びで迷いたくない人におすすめのアプリです!
SBI証券 株アプリの詳細 | |
---|---|
証券会社 | SBI証券 |
銘柄検索 | ◎ ランキングを見るだけで銘柄の動きがリアルタイムでわかる |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | ○ |
【DMM株】とにかくカンタンに操作したい

DMM株の特徴
- 初心者におすすめの「かんたんモード」なら操作も銘柄選びも入金も簡単
- ノーマルモードならチャートを使った分析もできる
- アプリ内で「かんたんモード」と「ノーマルモード」の切り替えができる
- 取引手数料も業界最安水準
- 国内株・米国株の幅広い銘柄から、最適な投資先を選択できる

初めての株投資をスマホで始めたい人におすすめです!また1株から購入できる米国株を1つのツールで取引できるのも魅力的ですね!
DMM株の詳細 | |
---|---|
証券会社 | DMM.com証券 |
銘柄検索 | ◎ |
注文方法 | 〇 ノーマルモードなら逆指値注文や売却予約ができる |
チャート分析 | 〇 (ノーマルモードのみ) |
投資目的・スタイルに合ったおすすめ株アプリ
株アプリは用途や機能で選ぶのももちろんアリですし、操作性の良さで選ぶこともできます。また、少額から始めたい方にぴったりのアプリもあります。
自分の投資目的や投資スタイルに合ったアプリを選んでみましょう。
自分に合ったアプリ選びのポイント
- ずっと使えるアプリがいい
- 少額から始めたい
- 忙しいけど損はしたくない
- アプリですべて完結したい
ずっと使えるアプリがいい

SBI 株の特徴
- チャートが見やすい
- 中級者になっても十分使える機能が豊富
証券会社 | SBI証券 |
---|---|
銘柄検索 | ◎
株主優待内容や業種だけでなくキーワードで銘柄を選べる |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | 〇 |
少額から始めたい

kabuステーションの特徴
- 画面がシンプルでチャートも注文画面も見やすい
- 値上がり率や値下がり率のランキングがリアルタイムで見られる
証券会社 | カブドットコム証券 |
---|---|
銘柄検索 | 〇 |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | ◎ |
忙しいけど損はしたくない
松井証券の「株touch」は、株価を常に見ていなくても注文機会を逃しません。
「追跡指値」という指値注文と逆指値注文を同時にできる注文方法で、希望の価格の範囲内で取り引きすることができます。

株touchの特徴
- 日本の株価に影響する海外指標の数が多い
証券会社 | 松井証券 |
---|---|
銘柄検索 | △ |
注文方法 | ◎
成行・逆指値・追跡指値の3つ |
チャート分析 | △ |
アプリですべて完結したい
SNS×株取引で新しい投資体験ができるSTREAM
アプリの良さを最大限に生かしたSNS×株取引の両方を実現した神アプリで、他にはないスマホ証券といえるでしょう。

STREAMの特徴
- 取引手数料が現物も信用も無料でできる
- コミュニティを使って気になる銘柄の情報収集ができる
証券会社 | SMART+ |
---|---|
銘柄検索 | 〇 コミュニティの中で話題の株を知ることができるのが斬新 |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | △ |
日本とアメリカの主要銘柄を買えるOne Tap BUY
One Tap BUYはスマホ証券で、日本株と米国株の主要な銘柄を1000円から買うことができます。個別銘柄を金額に合わせて現物取引することができますし、積み立てることも可能です。

One Tap BUYの特徴
- 取り扱いは日本と米国の有名企業の株だけ
- 売買までの操作がたった3つ
証券会社 | One Tap BUY |
---|---|
銘柄検索 | ×
取扱銘柄数は日本株・米国株共に30銘柄のためスクリーニング機能は付いていません。 |
注文方法 | 〇 |
チャート分析 | × |
アプリのダウンロードはこちら(IOS/Android別) | ||
---|---|---|
IOS![]() |
日本株 | ダウンロードはこちら |
米国株 | ダウンロードはこちら | |
Android![]() |
日本株 | ダウンロードはこちら |
米国株 | ダウンロードはこちら |
株式投資でスマホアプリを使うメリット・デメリット
メリット|スマホアプリでここまでできる!

株のアプリには、証券会社の取引用のアプリや、口座開設用のアプリ、勉強やシミュレーションのためのアプリなどさまざまな種類があります。
また、ネット証券会社とアプリが一体になっているスマホ証券と呼ばれる新しい証券会社もあります。
それぞれ便利な機能があるので、ご紹介します。
証券会社の取引用のアプリは機能が盛りだくさん!
証券会社のアプリでおもにできること
- 株取引(売買)
- 株価のチェック
- 会社四季報や経済ニュースのチェック
証券会社の口座開設用アプリでカンタン口座開設
証券会社に口座開設をするためだけのアプリも存在します。
口座開設用のアプリでできること
- 口座開設の申し込み
- 本人確認書類のアップロード
- 連携銀行口座の登録
勉強・シミュレーションアプリは初心者におすすめ
証券会社の取引アプリのほかに、株取引の勉強やシミュレーションができるアプリがあります。
基礎知識を付けたり、取り引きの練習をしたりしてみてから実際に売買しないと不安な初心者の方にはぴったりです。
勉強・シミュレーション用のアプリでおもにできること
- クイズ形式などでの基本学習
- 実在する銘柄を使っての取引シミュレーション
- 四季報などの情報収集
株の勉強をするのにおすすめのアプリはこちらの記事で紹介しています。
スマホ証券はアプリですべてが完結する
スマホで取り引きすることに特化したスマホ証券と呼ばれる新しい形の証券会社があります。
従来の店舗型証券会社やネット証券会社は、取り引きのツールの一部としてスマホも使えるというものでしたが、スマホ証券の場合はスマホアプリで取り引きすることを前提にしています。
そのため、口座開設から連携銀行口座の設定、情報収集や実際の取り引きまでがすべてスマホ1台で完結します。
デメリット|スマホで株の取引をするのは危険?セキュリティは大丈夫?
アプリのメリットは何といっても手軽さですが、反面デメリットもあります。
スマホアプリで株取引をするおもなデメリットは、セキュリティ面やPCツールとの操作性の違いです。
セキュリティ面が不安
株取引に限りませんが、当然紛失や盗難の際の危険性があります。しかし、証券会社のアプリは紛失・盗難リスクに備えた対策がしてあり、セキュリティに問題はありません。
画面が小さくて操作しにくい
株の売買をする際にテクニカルな分析をしたい方には画面の小ささがネックになるでしょう。中級者には向かないかもしれません。
株の取り引きや勉強でアプリを使うことのメリットは手軽さや機能の多さですが、デメリットはセキュリティ面や画面の小ささでした。
両方をふまえ、これからアプリで株取引をしたい初心者の方におすすめの株アプリをランキングしました。
スマホアプリでの取り引きの危険はこちらの記事で詳しく解説しています。