株の移動平均線の正しい見方と効果的な使い方

「移動平均線の見方が分からない…」

「株の売買のタイミングをつかめるようになりたい!」

株では売買のタイミングを見極めるために便利な指標がいくつかあります。
今回は、まずはじめに知っておきたい最もポピュラーな指標である移動平均線についてご説明します。

  • 移動平均線は株価の大まかなトレンドを示したグラフ
  • 移動平均線には短期線・中期線・長期線の3種類がある
  • ゴールデンクロスは買い、デッドクロスは売りのサイン
  • 移動平均線から投資家の心理を読み取ることができる

株の移動平均線とは

移動平均線とは、一定期間の株価の平均値を計算し、その結果を線で結んで大まかな株価トレンドを示したグラフです。
平均値は毎日変化するため「移動平均線」と呼ばれているのです。

移動平均線から読み取れること

  • 現在の株価が一定期間の平均に比べてどの程度の位置にあるのか
  • 株価の流れがどう変化したのか
  • 株価が上昇トレンドか下降トレンドか、または横ばいか

移動平均線は折れ線グラフで株価の平均値が表されているので、株価の傾向やトレンドが一目瞭然です。
同時にトレンドが変わるシグナルを察知することで、株の値動きについての予測を立てることができます

多くの投資家が移動平均線の動きに合わせて株価の売買を行うことから、売買サインが表れている場面にはその通りに株価が動くことが多いのが特徴です。

また、移動平均線には3つの種類があります。

移動平均線の種類

  • 単純移動平均線
  • 荷重移動平均線
  • 指数平滑移動平均線

それぞれ期間における計算式が少し異なります。

単純移動平均線は一定期間の終値の平均値を単純につないだものです。
荷重移動平均線、指数平滑移動平均線は単純移動平均線より直近の価格に重点を置く計算式によって表したものです。

通常、移動平均線というと単純移動平均線のことを指します。初心者はまず単純移動平均線を利用するといいでしょう

株の移動平均線の見方

それでは具体的に移動平均線(単純移動平均線)の見方について説明します。

移動平均線

移動平均線は各証券会社が提供するツール上で簡単に確認することができ、2本もしくは3本の線によって構成されています。

短期線と長期線の2本の場合と、それに中期線を加えた3本の場合があります。
5日~25日程度の短い期間の平均値を表した短期線、13週~26週程度の期間の平均を表した中期線、52週程度の長い期間の平均を表した長期線です。

期間は好きな期間に設定することができますが、はじめは初期設定のままで大丈夫です。線は3本で表示するといいでしょう。

まずは3本の線の位置関係から大まかにトレンドを見極めましょう。

上昇トレンドの時の移動平均線の特徴

  • 移動平均線が上を向いている
  • 株価が移動平均線よりも上にある
  • 上から、株価、5日線、25日線、75日線の順に並ぶ

トレンドがどんどん上向きに転換していくときには、「ゴールデンクロス」という現象が起こります。
ゴールデンクロスとは、株価の上昇を期間の短い平均線から追いかけるように、短期線、中期線、長期線の順番で上がっていくことです。「ゴールデンクロスは買いサイン」と言われています。

下降トレンドの時の移動平均線の特徴

  • 移動平均線が下を向いている
  • 株価が移動平均線よりも下にある
  • 上から、株価、75日線、25日線、5日線の順で並ぶ

下降トレンドの場合も短期線から動いていきます。短期線が長期線を下抜けることを「デッドクロス」と言い、「デッドクロスは売りサイン」と言われています。

ポイントなのは、これらのサインが現れてから売買の判断をするのではなく、サインが現れそうな状況を予測して売買するということです。なぜなら、これらが現れたときにはすでに株価の動きが変わっているケースがあるためです。

移動平均線から投資家心理が分かる

移動平均線の使い方として、中期線と株価の乖離を見ることで投資家心理を読み解くことができます

株価が移動平均線より上にあると、株を買った人は含み益を得ている状態なので、「もっと買おう」と強気になっています。
さらに株価が中期線から大きく上に離れている場合、「買われすぎ」を警戒することが必要です。

やがて投資家心理は「利益を確定させたい」「いつ下落し始めるのか(不安)」 などの気持ちに変化していきます。

その気持ちはやがて実際に売るという行動に繋がり、株価も調整局面に入っていくことが考えられます。
株価が中期線から大きく下に離れた場合は逆に「売られすぎ」と判断され徐々に買い戻しが入っていくでしょう。

このように単純にトレンドがわかるだけではなく、投資家心理も読み解けるのが移動平均線です。ぜひ積極的に使ってみてくださいね。

この記事のまとめ

移動平均線は株価の動きを平均化して大まかなトレンドを示したものです。本格的な分析に入る前に理解しておきましょう。また、移動平均線の向き、株価と移動平均線の位置関係などから投資家の心理を読み取り、自分なりに予測してみるのも面白いかもしれません。

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