米国株投資を始めた背景と目標
私は会社勤めのサラリーマンですが、毎月の少ない給料でやりくりをするのに必死でした。「毎月の給料以外に収入があったら、今の生活が少しでも楽になるのになぁ」そんな風に思いながら日々を過ごしていました。
日本株からの配当金は半年に一度受け取っていましたが、半年に一度ということもあり、生活が楽になったという実感はありませんでした。 「もし配当金を毎月受け取ることができたら少しは生活の足しになるかも?」とも思っていました。
そんな私の思いを叶えてくれたのが米国株でした。後述しますが、米国株をうまく使うことで配当金を毎月受け取ることができます。配当金は労働することで得られる収入ではありませんので、一般に不労所得と呼ばれます。
配当金を出している企業の株を保有していると、株主の権利として配当金を受け取ることができるので、「この配当金をコツコツ貯めていけばいずれ立派な不労所得になるのでは?」という考えが湧いてきました。
そして、この「配当金をコツコツ貯めていく」というスタイルには、米国株というのは理想的な環境でした。米国株は1株から買うことができるため、少ない資金からでもスタートできます。これも米国株の魅力の一つです。
最終的に掲げた私の目標は、毎月10万円の不労所得を得ることです。毎月10万円ということは、年間で120万円ということになります。とても大きな金額ですね。単純に計算をすると、3000万円の資金が必要になります(3000万円 x 4%=120万円 )
目標達成のための基本的な方針として、以下のようなことを日々実践しています。これらを長期的な目線でゆっくり着実に実践していくことで、目標は十分達成可能だと考えています。
- 年間の追加入金目標100万円
- 給料の10% + 残業代全額を投資へまわす
- ボーナスは全額投資へまわす
- 米ドル積立
- 米国株の配当金は、ドルのまますべて再投資する
- 日本株の配当金は、ドル転後し買付用資金とする
- 最低でも1ヶ月に一度は約10万円分の米国株を買い付ける
配当金が毎月入金されるポートフォリオの構築
目標を定めたところで、目標を達成するためのポートフォリオを構築します。
図1 米国株からの配当金実績
米国では四半期ごとに配当金が支払われるのが一般的です。配当金の支払い時期は企業によって異なりますが、保有する株をうまく分散させることで、配当金を毎月得る仕組みを作り上げることができます。下表はそのイメージです。
保有株別の 配当金入金時期 |
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1月 | ● | ||
2月 | ● | ||
3月 | ● | ||
4月 | ● | ||
5月 | ● | ||
6月 | ● | ||
7月 | ● | ||
8月 | ● | ||
9月 | ● | ||
10月 | ● | ||
11月 | ● | ||
12月 | ● |
さらに、この表に受取予定の配当金額を記載することで、年間の受取配当金額を計画することができます。日々変動する株価と違い、配当金は予想しやすく、将来の配当収入をシミュレーションしやすいですね。
保有株別の 配当金入金時期 |
A社 | B社 | C社 | 合計 |
---|---|---|---|---|
1月 | 30 | 30 | ||
2月 | 20 | 20 | ||
3月 | 70 | 70 | ||
4月 | 30 | 30 | ||
5月 | 20 | 20 | ||
6月 | 70 | 70 | ||
7月 | 30 | 30 | ||
8月 | 20 | 20 | ||
9月 | 70 | 70 | ||
10月 | 30 | 30 | ||
11月 | 20 | 20 | ||
12月 | 70 | 70 | ||
合計 | 120 | 80 | 280 | 480 |
わたしの米国株ポートフォリオ
図2 米国株式ポートフォリオ
私の米国株式ポートフォリオを一例として示します。ポートフォリオは正解があるわけではなく、その人の投資方針により異なりますので参考としてください。 私の場合は、毎月の配当金を増大させていくことを目標にしているため、配当金を生み出してくれる銘柄に主眼を置き銘柄を選定しています。
以下のような点に着目して銘柄を選んでいます。
- 配当利回りが比較的高いこと
- 連続増配銘柄であること
- 業績が安定していること
- 過去数年間で減配がないこと
毎月受け取る配当金を増大させていくためには、以下のような点が重要です。
- 入毎月の給料からコツコツと入金すること
- 受け取った配当金は再投資すること
このようなことを継続的に実践し保有数量を増やしていくと、徐々にではありますが毎月入金される配当金が増えていきます。最初のうちは受け取れる配当金は微々たる金額かもしれませんが、コツコツ継続していくことで、着実に育っていきます。