世界的企業と成長を共にする米国株投資の魅力とは

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はじめまして、米国株の個人投資家のYUTAです。 私はマクドナルドやグーグルなど誰もが知る有名な米国企業を中心に、長期でコツコツ積み立てていくスタイルで投資を続けてきました。株の資産は2013年の300万円から2019年には3000万円を突破しています。

このコラムでは私から、米国株の魅力についてお話しいたします。

長期にわたってリターンを生み出してきた米国株

米国株の一番大きな魅力は、長期間にわたって日本株よりも大きく株価上昇をしてきたことです。

日本では長い不況と低成長の時代が続いて「失われた30年」という言葉も生まれていますが、その間アメリカでは何度か不況を経験しながらも、着実に経済発展をして株価を伸ばしてきました

1989年から2018年までの30年間でアメリカのダウ平均株価と日本の日経平均株価を比較すると、ダウ平均株価が10倍になっている一方で、日経平均株価は約35%値下がりしています。また、日本のバブル期を避けて直近の20年や10年で比較しても、いずれも米国株の方が好成績です。

米国株が伸び続ける理由

私は今後も米国株の方が、日本株よりも大きなリターンを生むと考えています。その理由は大きく分けて3つです。

人口増加による経済成長

高齢化が進む日本では、今後人口が減少することで経済成長も難しくなるでしょう。一方アメリカの経済は、人口増加にともなった成長が期待できます。

世界中でビジネスを展開する一流企業の多さ

アメリカ企業の多くは世界の第一線でビジネスを展開していることも見逃せません。スポーツでも地方大会に出るチームよりも、全国大会や世界大会の第一線で奮闘しているチームに良い選手が多くいるように、世界を相手にして戦っているアメリカ企業はしっかりと利益を上げている企業が多いです。

株主に優しい配当金の文化

他に米国株の魅力を挙げるとしたら、株主への配当金を大事にする文化というところです。米国株の中には「配当金を減らさない」ことは当然として、「毎年配当を増やし続ける」企業が多数存在します。

2019年までに毎年連続して配当を増やし続けている企業の例としては、P&Gの63年連続、コカコーラ57年連続、ジョンソン・アンド・ジョンソンの57年連続などがあります。配当狙いの投資においても、アメリカ企業への投資は魅力的です。

日本人の生活に寄り添うアメリカ企業

米国株の投資を始めるにあたって「投資しようにも、アメリカの企業なんて知らない」と思われる方も多いと思います。しかし、毎日の生活を少しだけ注意深く見てみると、日本で生活をしていても、意外にも多くのアメリカ企業の製品やサービスを使っていることに気づくはずです。

コカコーラ、ファンタ、スプライトなどの炭酸飲料だけでなく、爽健美茶やジョージアなども全てコカコーラの製品ですし、毎日使う洗剤やシャンプーは知らずにP&Gのものを使っているかもしれません。

ネット検索のグーグルは日本でも有名ですし、SNSのインスタグラムはフェイスブック社が提供しています。ネット通販のアマゾンもアメリカ企業ですが、買い物をするときに使うクレジットカードがビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレスのものなら、それもアメリカ企業です。

投資をする前からすでに知っている企業の多くは、業績も安定しています。投資家以外にも名が知られるような、世界の第一線で活躍している企業は、利益も知名度と比例している場合が多いです。

米国株と日本株の違い

米国株投資を検討されている方は、日本株と米国株の違いについても事前に知っておくとスムーズに投資を始められると思います。簡単ですが日米の株のおもな違いを数点、ご紹介しましょう。

1.購入単位の違い

米国株は日本のように最低購入株数の設定がなく、1株から注文可能です。数千円から始められる株も多いため、初心者でも抵抗なく投資ができます。

2.言語の違い

米国株の公式な資料は英語で発表されます。ただし、証券会社や米国株ブログなど日本語でも解説しているwebサイトが多数あるため、それほど困ることは多くありません。

3.取引時間の違い

米国株は日本の夜から早朝にかけて取引されます。もちろん、夜や早朝に起きていなくとも事前に注文を出すことは可能です。また中長期的な投資家を目指すなら、刻一刻と変化する価格の変動を見ないで済むというメリットもあります。

4.株主優待の有無

米国株は日本株のように株主優待はありません。その分、配当を多めに出す企業や年々配当を増やす企業が多いのが特徴です。

5.通貨の違い

米国株はドル、日本株は円で買います。ドルと円を変換するときに為替で損をすることもあるので、株価だけでなく為替にも注意が必要です。

自分のスタイルに合う投資術を見つけよう

ここまで、米国株に興味がある方や米国株がどんなものか知りたいという方に向けて、米国株のメリットと日本株との違いをお話ししてきました。

米国では長期にわたって配当金を増やす企業が多いので、「じっくり腰を据えて投資したい人」に向いています。また、日本株よりも少額から始められるので、いろいろな銘柄に投資したい好奇心旺盛な人とも相性がよいでしょう。

米国市場には世界中の多様な企業が集まっているため、成長銘柄を見つけやすいです。投資を始めるための制度も整っており、私を含めて米国株投資にマッチする投資家も多いと考えています。

初心者に向いている投資方法を私が挙げるなら、米国株に限らずいろいろな方法を少額で実際に試し、自分に合う投資術を見つけていただくことです。

私も不動産の投資信託やFXなどさまざまな投資を経験して、米国株の投資を中長期に積み立てる投資が、自分に合っていると気づくことができました。

この記事のまとめ

今の時代、米国株や中国株だけでなく、ベトナムやシンガポールなどのアジア株、それに世界中の株式に一気に投資できる投資信託やETFなど、選択肢はさまざまです。

その中のひとつの選択肢として、米国株なら少額から始められます。まずは小さく始めて、米国株投資が自分に合っているかを試してみるのもよいと思います。

執筆者 YUTA
投資ブロガー・ライター
YUTA
学生時代に「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことをきっかけに投資に興味を持つ。その後は世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェットの関連本を読み、2013年から米国株への長期投資を始めた。米国株投資ブログを運営中。

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