目次
短期投資での失敗を経て長期投資へ
株取引自体を初めて行ったのは2007年です。
現在の投資スタイルに決めた2013年までの6年間は、失敗から投資を学ぶ時期でした。
当時、投資初心者の私にとっては扱いが難しいFXや、世界の経済を引っ張っていた新興国の債券で短期的なリターンを狙った投資をしていました。
しかし、資産を大きくするどころか、2007年サブプライムローン問題、2008年リーマンショックを経て、何度も大きな損をしています。
この時期の失敗から、リターンが大きい資産に投資してリスク大きくするよりも、長期でコツコツと資産を増やす投資を目指すようになりました。
YUTA流 株の稼ぎ方|米国株に分散して投資
2013年以降に私が注目したのは米国株でした。
金融危機から経済が息を吹き返した2013年、意外にも>リーマンショックで大きな損失を被ったはずのアメリカ株が力強く回復していることに気づき、米国株への投資を始めます。
米国株で稼ぐには?実際に投資した米国株の銘柄
私が投資した株は基本的に投資をしたことない人でも、名前を聞いたことがあるような米国株の有名企業です。
具体的に投資した銘柄の一部を列挙します。
- コカ・コーラ
- マクドナルド
- スターバックス
- P&G
- ジョンソン&ジョンソン
- ウォルマート
- ビザ
- マスターカード
- アメリカン・エキスプレス
- ウォルト・ディズニー
- Amazon
- Apple
たくさんの世界的な企業を買うことで、1社の業績が悪くなっても資産全体への影響を小さくする仕組みを作ったつもりです。
利益は世界の経済成長に連動し、投資先の株価が上がることで得られます。
米国株の運用で使っていた証券会社は2つ
また当時は、楽天証券をメインに取引していました。
糖尿病治療薬の分野で100年近く活躍する世界的に有名な「ノボ・ノルディスク・ファーマ」の株を取り扱う証券会社が、2013年では楽天証券しかなかったためです。
現在はマネックス証券でも購入できるので、楽天証券とマネックス証券の2社をメインに世界的に有名な企業へ投資しています。
株を始める前に知ってほしい3つのポイント
- 金融危機以降のさまざまな資産のリターンを比較し、危機からの回復の力強さに着目して、米国株を投資先に決めた。
- 誰もが知る世界的に有名な米国企業の株に分散投資をした。
- 世界の経済成長とともに株価が上がって、自分の資産が増える仕組みを作った。
実際に投資家が使った証券会社について詳しくみてみたい方はこちら
毎月15万円の投資を続けた
投資をはじめた多くの人がリターンを意識するとき「初期投資をどれだけ増やすか」を気にしますが
重要なのは毎月どれだけ追加投資できるかです。
私は初期投資で300万円、現在も毎月15-20万円を米国株に追加投資しています。7年間で投資した金額の総額は1,500万円を超えました。
私が投資した金額を比較すると、初期投資300万ですが、7年間で毎月の追加投資は1,200万を超えるため、今では追加投資分が株資産を増やす重要な役目を担っています。
もちろん資産形成を狙うには、目標金額に見合った投資資金が必要です。
しかし一括で多くの投資資金を用意することは難しいので、毎月の追加投資をどれだけ多く、長く継続できるかでリターンの量も変わります。
ポイント
- 初期投資は300万円。毎月15-20万円投資して、7年間総額で1,500万円以上を投資。
- 長期投資の場合は、初期投資よりも追加投資の投入金額のほうが大きくなるため、毎月の積立金額が重要になる。
成功の理由は「買ったら売らない」方針の徹底
株資産を大きくできた理由は「買ったら売らない」スタンスを貫いたことでした。
短期で稼ぐことにとらわれてはいけない
株式投資といえば、多くの人は「安く買って、高く売ることで儲けを出す」と思い込んでいます。
しかしこれを実践するには、株価が上下に変動するタイミングを把握しなければいけません。タイミングの把握は投資のプロでも困難です。
実際にリーマンショックの時「今が株価の底で、これから株が上昇する」とプロの投資家が予想をした直後に、さらに大きな下落が起きる展開を私はいくつも見てきました。
そのため、株を「安く買って、高く売る」のではなく「買ったら売らずに保有する」ことで株資産を大きくしようと考えました。
株で儲けるための仕組み
日本は長期で経済が停滞していますが、米国や世界の経済は不況でもないかぎり、毎年成長すると予想しました。
経済の成長と共に株価は上がる傾向があるので
世界中で活躍する企業をたくさん買った私の場合「買ったら売らずに保有する」ことで資産を増やす仕組みを作ることができたのです。
また、株を持っていると定期的にもらえる「配当金」も全て再投資しました。
株で稼ぐために意識した2つのポイント
- 買ったら売らないで保有し続けた。配当金も全て株の再投資に費やした。
- 売らずに保有した理由は、世界的に活躍する企業の株を買ったので、世界経済の成長と共に株価が上がることを期待したため。
含み益が1000万円に到達
2019年、株資産は3,000万円に到達しました。
株の時価評価額での含み益は約1,000万円です。
この規模になると、好不調の波はありますが、毎月平均して約20万円の含み益が出る状態をキープできています。
ちなみに私は、今日までの7年間で、いちども株式を売っていません。
そのため証券口座から出金して私が手にした金額はゼロ円です。
この話で気づいた方も多いと思いますが、株資産が3,000万円を超えても、手元に1円も戻ってこないため、実生活には何も変化がありませんでした。
私の場合、まだ資産を大きくする必要があります。
そのため引き続き3,000万円の株資産を運用していますが、3,000万円で十分なライフプランが描ける人であれば、この段階で投資をやめることもできます。
米国株のリターン率が投資スタイルの決め手になった
世界の経済成長にあわせて、世界で活躍する企業の株を買うのが私の投資方法です。
この方法を選択するにあたって、米国株の過去のリターン率は大きな根拠となりました。
たとえば米国株を過去100年以上の長期間で見たとき、約7%前後のリターンをあげたデータが残っています。
また、「世界の株でも同様なリターンが期待できる」と判断したことが、米国株へ長期積立投資する決め手となったのです。
参考文献:ジェレミー・シーゲル「株式投資(第4版)」,2009/7/27, p.17-18
結果的に、金融危機から力強く復活するアメリカの景気拡大期にも助けられ、7年間で平均して年率13%以上で株価が上昇しました。
試しに以下の条件で、複利の積み立て計算のシミュレーションをすると7年後の資産がおよそ3,000万になることがわかります。
- 初期投資:300万円
- 毎月の追加投資額:15-20万円
- 利回り:13%
- 運用年数:7年
自分が初心者に戻って株で稼ぐなら
もしも私が株式投資初心者だった頃に戻るとしたら
まずは資産を増やしている投資家の先人達の方法を学んで、実践します。
なぜなら、私が独学で投資方法を確立して安定した利益を得るまでに6年かかったからです。
これから投資を始める方は、多くの先人の方法を学んで実際に真似てみてほしいです。
この記事では、私が株の資産を大きくした方法をお話しましたが、もちろん唯一のやり方ではありません。
実践できると思った先人たちの投資の方法を真似して試して、自分にあう投資方法を見つけてください。
当サイトが選んだ証券会社4選
記事中で紹介された証券会社に加えて、当サイトが選んだ証券会社を4社紹介します。
以下の3つのポイントから選んでいます。
- 外国株の取り扱い国数
- 米国株の銘柄数
- 積立投資サービスの有無
→指定の銘柄を毎月一定額、自動的に買付けるサービスのこと
SBI証券
SBI証券 | |
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外国株の取り扱い国数 | ネット証券No.1の9か国の外国株に投資可能! |
米国株の銘柄数 | 約3300銘柄 |
積立投資サービスの有無 | ✕ |
楽天証券
楽天証券 | |
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外国株の取り扱い国数 | SBIに次ぐ6か国の外国株に投資可能 |
米国株の銘柄数 | 約2900銘柄 |
積立投資サービスの有無 | ✕ |
マネックス証券
マネックス証券 | |
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外国株の取り扱い国数 | 米国株と中国株の2か国 |
米国株の銘柄数 | 約3600銘柄でネット証券No.1 |
積立投資サービスの有無 | ✕ |
auカブコム証券
auカブコム証券証券 | |
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外国株の取り扱い国数 | 外国株の取り扱いなし |
米国株の銘柄数 | 取り扱いなし |
積立投資サービスの有無 | ◯
毎月500円以上の少額から積み立てができる |
株資産は300万円から7年間で3000万円に増加。現在の含み益は約1000万円で、毎月平均20万円の利益を得ています。
自分の成果を振り返ってみると、ここまで利益が出た理由は「売らずに保有」という方針を徹底して守ることにありました。
私が今もこのスタイルを継続しているように、株初心者の方も自分に合った投資スタイルを見つけることが、株で成果を狙うために大切だと考えています。