目次
5万円・10万円から投資ができる銘柄
少額から始めるといっても、金額によって実際の投資の仕方は変わってきます。
まずは5万円・10万円から投資ができる銘柄について紹介します。
5万円~株主優待株
5万円程度の資金を株取引に使える場合、単元株ごとの取引にも挑戦できるでしょう。この資金で取引ができるのは、株価水準が低い「低位株」と呼ばれる銘柄が中心です。
低位株で株価が安くても、単元株分買えば当然株主優待を受け取ることができます。
ですから、低位株は「少額の投資で株主優待が受けられる」という意味で、メリットが大きくなります。
企業側も「長期にわたって株式を保有してもらい、株価を安定させたい」という思いがあるため、株主優待を充実させています。経営と株価が安定した状態が続けば、中長期的には株価が値上がりしていく可能性もあります。
低位株を選ぶなら、株主優待の内容と企業の経営状態や不祥事の有無などをチェックしておきましょう。
5万円から投資できる銘柄紹介
ここからは5万円で投資できる銘柄を紹介していきます。
タカラレーベン
8897東証1部
50,200
円
-
利回り
3.78%
-
株価
502円
-
PER
6.80倍
-
PBR
1.11倍
おすすめポイント株主優待
株主優待は、全国共通お米券1kg分
ヤマダ電機
9831東証1部
56,500
円
-
利回り
2.30%
-
株価
565円
-
PER
18.06倍
-
PBR
0.79倍
おすすめポイント株主優待
所得株数および保有期間に応じて優待券(500円)を受け取ることができます。
レオパレス21
8848東証1部
34,400
円
-
利回り
0%
-
株価
344円
-
PER
‐倍
-
PBR
1.50倍
おすすめポイント株主優待
レオパレス・リゾートホテル 無料宿泊券と国内ホテル 50%宿泊割引券の2つを受け取ることができます。
10万円~株価が安めの国内株、など
10万円程度の資金を株取引に使える場合は、中長期的に値上がりしていきそうな魅力ある銘柄への投資も視野に入れることができます。
投資初心者にぜひ知っておいていただきたい投資格言に「遠くのものは避けよ」という言葉があります。あまりなじみのないものに投資するのは良くないという意味です。
まったく知らない、会社の経営情報もあまり入ってこないような銘柄を初心者が選ぶと、株価が急落する前兆に気づくことができず、資産を失ってしまうという可能性も出てきます。
資金に余裕があったとしても、投資経験が浅いときは「まず、よく知っている企業の株を取引する」ことが大切です。
そのため、株価が安めで、安定した経営を続けている国内企業の株式を購入することから挑戦しましょう。
10万円から投資できる銘柄紹介
ここからは10万円で投資できる銘柄を紹介していきます。
丸紅
8002東証1部
80,970
円
-
利回り
4.32%
-
株価
809円
-
PER
5.85倍
-
PBR
0.73倍
おすすめポイント配当利回り
配当利回りが4.32%と高配当。(配当利回りは3%を超えると高配当と呼ばれます)
早稲田アカデミー
4718東証1部
95,600
円
-
利回り
2.09%
-
株価
956円
-
PER
14.19倍
-
PBR
1.93倍
おすすめポイント中長期的な成長への期待
5期連続 増収増益を達成。2020年3月期は過去最高の売上高・利益を見込む。
1000円~1万円でも投資は始められる!
1,000円~ワンタップバイ
ワンタップバイ(One Tap BUY)は、スマホでの株取引に特化した証券会社で、1,000円から株取引が始められることが特徴です。
そもそも株取引は、株を購入するとき「単元株」と呼ばれるまとまった株数ごとに取り引きしなければなりませんでした。
しかしワンタップバイなら単元株ごとではなく、投資したい金額ごとの取引ができます。最少1,000円から株式を購入することができ、誰もが知っている有名企業への投資も可能です。
1万円~ミニ株
単元株ごとの売買しかできなかった株取引を、単元株未満の株数でも取引できるようにしたのがミニ株と呼ばれる仕組みです。
少額での投資が可能なので、損失を出した場合も少額で済みます。そのため、まだ資金が少なく、株投資の経験を積みたい初心者にも向いています。
証券会社によってはミニ株の取り扱いがなかったり、注文方法が限られていたり、株主優待に関して制限があったりするので、取引条件についてよく確認しましょう。
まずは投資のルールを決めよう
株投資の経験が浅く、資金もまだ豊富ではない投資初心者が利益を上げるために必要な心構えを確認しましょう。
株初心者が持つべき4つの心構え
- 損切りのルールを必ず決める
- 少額の投資から始める
- 投資する銘柄を分散させる
- 長期保有を前提にする
1.損切りのルールを必ず決める
株投資でもっとも避けたいことは「保有している株式の株価が予想より下がったので、上がるのを待とうと思っているうちに、取り返しがつかないレベルまで株価が下がり、ますます株式を手放すことができなくなってしまう」という状況です。
損失ができるだけ少ないうちに株式を手放し、それ以上に損失が拡大することを防ぐことが、資金を失わず株取引を続けていくためには重要です。
「この銘柄は○○円まで下がったら手放す」
「投資用の資金が○○円を下回りそうなら、保有している銘柄を手放す」
など、損切りのルールを必ず決めておきましょう。
2.少額の投資から始める
資金がまだ豊富でない時期は、少額のみを投資することから始めましょう。万が一、投資した企業が倒産して株式の価値が0になった場合でも、もともと少額しか投資していなければ損失も少額で済みます。
ただし「少額とはいくらのことか?」は、投資家の資産状況や経済状況によって異なります。
少なくとも生活に必要な資金や収入を確保したうえで、自由に使ってよいお金がどのくらいあるかを具体的に計算しましょう。
自由に使えるお金の中で他の趣味などにかけるお金を確保したうえで、余裕がある資金の範囲内で株取引に挑戦するとよいでしょう。
3.投資する銘柄を分散させる
資金を1銘柄に集中して投資すると、その銘柄が暴落したとき投資家の損失が大きくなります。
資金を少額ずつに分け複数の銘柄に投資した場合は、そのうち1つの銘柄が暴落した場合でも損失が少なくて済みます。また、他の銘柄が値上がりしているなどの条件があれば、損失をカバーすることも可能かもしれません。
一度に資金を失ってしまうリスクを避けるためにも、投資する銘柄を分散させるとよいでしょう。
4.長期保有を前提にする
投資初心者にとって、数秒から数分の短時間に銘柄の値動きを予測し投資判断を次々と行っていく方法は、難易度が高くなります。
それよりも、企業の成長性や将来性、資産状況や事業展開に注目して購入する銘柄を選び、企業が経営計画に沿って成長を遂げ株価が上昇することを待つ、という投資方法の方が初心者には向いています。
企業が成長を遂げるには、2年から3年といった長い時間がかかります。投資家も長期間株式を保有する覚悟をし、企業の状況についても投資家向けの資料などで確認しながら見守っていきましょう。
少ない資金で株を始めるときのコツは?
株投資で利益を上げるには、「成長企業に投資すること」「株価が上がりそうな銘柄を見極めること」が大切です。初心者にもわかりやすい有望銘柄の探し方をご紹介します。
初心者向けの有望株の特徴
- 売上と利益が前年度比で10%の増加
- PERが15以下
- PBRが1未満
1.売上と利益が前年度比で10%の増加
これから株価が上昇する企業とは、成長を続けていて黒字幅が拡大している企業のことです。
企業が公開している「損益計算書」を確認しましょう。その中で「売上」と「利益」の数値が前年度に比べて10%以上増加している企業は、株価も上昇していくことが期待されます。
ただし売上と利益のうち、一方の数値だけでなく両方の数値とその伸び率を必ず確認してください。
例えば、売上が伸びていても莫大な経費がかかっている場合は、利益の伸び率が抑えられます。また、利益が伸びていても、それが強引なリストラや経費の削減などの手法でもたらされたものならば、売上の伸び率は低いでしょう。
売上と利益、両方の数値と伸び率の推移を確認してはじめて企業の状態がわかります。
2.PERが15以下
PER(Price Earnings Ratio, 株価収益率)とは、株価が収益力の何倍にあたるかを表す指標です。
PER=株価÷1株あたりの純利益(EPS)
「投資した資金を何年で回収できるか」を予測するための数値と考えるとわかりやすいでしょう。
PERが10の銘柄を購入した場合、その企業が同じ純利益を上げ続ければ10年間で投資した金額を回収することが可能です。
一方でPERが20の銘柄の場合は、回収までに20年かかる計算になります。
東証一部に上場している銘柄の平均PERは15程度といわれており、それよりPERの値が低い銘柄は購入するメリットがあると考えられます。
3.PBRが1未満
PBR(Price Book-value Ratio, 株価純資産倍率)は、次の計算式で求められます。
PBR=株価÷1株あたり純資産
株価が、企業の純資産の何倍になっているかを評価する指標です。
PBRが1倍を下回っている銘柄には、投資家の注目が集まります。
ただし、PBRが1倍を割り込んでいる企業の中には経営面が芳しくない会社もあります。たとえ割安感が強くても、赤字経営の企業への投資はおすすめできません。
健全な経営を続けている企業かどうかを確認し、他の指標もチェックしたうえで投資を決断することが大切です。
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