おすすめの株主優待と受け取るまでの手順

「株主優待でおすすめの銘柄は?」

「株主優待目的で投資をすることで何かデメリットはあるの?」

この記事では、使いやすい優待品少額購入で優待を受けられる銘柄を紹介します。また、どういった優待が受けられるのか、株主優待のメリットや注意点、受け取るまでの手順を解説します。

  • 株式を保有しているだけで特典を受けることができるのが株主優待のメリット
  • 優待目的だと投資先が偏りやすくなるのでリスク分散が必要
  • 株主優待を受け取るまでに必要なことは証券口座の開設と株式の購入
  • 株主優待を受け取るには最低単元数以上の株式を権利付き最終日に保有している必要がある

おすすめの株主優待

株主優待を選ぶ時のポイントは、利回りが高くお得であるということだけでなく、実際にもらって嬉しいか・役に立ちそうか・使えそうか、ということも大切です。

ここでは、どの企業でどういった優待品がもらえるのか、具体的に紹介します。
なお、ここで紹介する株価は2019年5月30日時点の始値、最低投資金額や優待利回りについては2019年5月30日の記事作成時点のものです。

金券などがもらえる株主優待

金券は代表的な株主優待のひとつです。金券といっても、もらえるものは割引券やクオカード、カタログギフトなどさまざまです。優待の種類別に、どの会社からどのくらいもらえるのかを紹介します。

ギフトカード等

エーピー・カンパニー(3175)
優待内容 株主優待券(3,000円相当)またはお米券(3kg)
株価/最低投資金額 429円/42,900円
優待利回り 6.94%
おすすめポイント 優待利回りの高さが魅力
ユニリタ(3800)
優待内容 JCBギフトカード(100株以上2,000円、500株以上4,000円)
株価/最低投資金額 1,642円/164,200円
優待利回り 1.22%
おすすめポイント どこでも使いやすいギフトカードなので汎用性が高い
イオンモール(8905)
優待内容 100株以上で以下のいずれか(イオンギフトカード3,000円相当、カタログギフト3,000円相当、カーボンオフセットサービスの購入)
株価/最低投資金額 1,605円/160,500円
優待利回り 1.83%
おすすめポイント 日常生活で使いやすいギフトカードの他にも優待内容が選択可能

クオカード

進学会ホールディングス(9760)
優待内容 クオカード1,000円相当または自社サービス優待券3.000円相当
株価/最低投資金額 606円/60,600円
優待利回り 6.74%
おすすめポイント 優待利回りの高さが魅力的
ムゲンエステート(3299)
優待内容 オリジナルクオカード1,000円相当
株価/最低投資金額 572円/57,200円
優待利回り 1.76%
おすすめポイント 配当利回りも5.25%と比較的高めなので優待と合わせて魅力的
ティーガイア(3738)
優待内容 100株以上保有でクオカード1,000円相当、300株以上保有でクオカード1,000円相当(3月)、2,000円相当(9月)
株価/最低投資金額 1,787円/178,700円
優待利回り 1.09%
おすすめポイント 株主優待が年に2回ある。9月の優待は株式を1年以上保有していると優待の金額が増えるのも魅力。

カタログギフト等

RIZAPグループ(2928)
優待内容 100株以上保有でRIZAPグループ商品と交換できるポイント2,000ポイント
株価/最低投資金額 252円/25,200円
優待利回り 15.38%
おすすめポイント 利回りが高いことに加え、最大3年間のポイントの積立が可能。
VTホールディングス(7593)
優待内容 1,000株以上でカタログギフト5,000円相当または100株以上で優待券30,000円相当
株価/最低投資金額 451円/45,100円
優待利回り 90.49%
おすすめポイント カタログギフトの他に優待利回りの高い優待券を選択できる
KDDI(9433)
優待内容 100株以上保有で3,000円相当のカタログギフト、5年超保有で5,000円相当のカタログギフト
株価/最低投資金額 2,804円/280,400円
優待利回り 1.07%
おすすめポイント 企業の知名度も高く安心感がある

自社商品がもらえる株主優待

金券類ではなく、自社商品を株主優待としている会社もあります。

普段からその会社の商品をよく利用するという人にとってはお得な優待です。どういった商品があるのか種類別にご紹介します。

食品

マルシェ(7524)
優待内容 100株以上保有で国内のマルシェグループ全店で利用できる3枚(3,000円相当)の食事券、1,000株以上保有で優待品として食品1点を選択可能。
株価/最低投資金額 777円/77,700円
優待利回り 7.70%
おすすめポイント 利回りが高く全国に店舗があるため利用しやすい
カゴメ(2811)
優待内容 100株以上保有で自社商品2,000円相当、1,000株以上で6,000円相当の自社商品
株価/最低投資金額 2,528円/252,800円
優待利回り -
おすすめポイント 調味料等が入っていることもあるので普段から自炊をする人にとってはお得
ユーグレナ(2931)
優待内容 100株以上でユーグレナのみどり麹(21粒)(1,000円相当)または健康食品や化粧品の定期購入30%割引
株価/最低投資金額 877円/87,700円
優待利回り 1.19%
おすすめポイント 調味料等が入っていることもあるので普段から自炊をする人にとってはお得

製品

正栄食品工業(8079)
優待内容 100株以上保有で自社製品または通販カタログ掲載商品50%割引券1枚(年間2枚)
株価/最低投資金額 3,130円/313,000円
優待利回り -
おすすめポイント 年2回株主優待が受けられる点と割引率の高さが魅力
ダイドーリミテッド(3205)
優待内容 100株以上保有でニューヨーカー「タオル・ハンカチセット」4,000円相当
株価/最低投資金額 315円/31,500円
優待利回り 13.93%
おすすめポイント 優待利回りが高く最低投資金額も初心者にとって良心的
竹本容器(4248)
優待内容 100株以上保有で自社オリジナル容器を使用した特選品
株価/最低投資金額 1,141円/114,100円
優待利回り -
おすすめポイント おしゃれな容器という他社に見られない独自性の高い株主優待

体験

極楽湯ホールディングス(2340)
優待内容 100株以上を1年保有で無料入浴券4枚、2年以上で5枚
株価/最低投資金額 558円/55,800円
優待利回り -
おすすめポイント 全国にある極楽湯が無料で利用できるため普段から利用する人にはお得
セガサミーホールディングス(6460)
優待内容 100株以上保有でUFOキャッチャー利用券、1,000株以上保有でフェニックス・シーガイア・リゾート施設利用券10,000円相当
株価/最低投資金額 1,293円/129,300円
優待利回り 1.45%
おすすめポイント いずれの優待も年2回受けられる。アミューズメント空間やリゾート施設でリフレッシュするのに役立つ優待。

5万円以下でもらえる株主優待

初めての株式投資ということであまり高額な株式を買うのは難しいという場合は、少額で買える株式を選択するといいでしょう。

ここでは5万円以下で株主優待を受けられる会社を紹介します。

レオパレス21(8848)
優待内容 100株以上保有でレオパレスホテル50%宿泊割引券2枚(年間4枚)、レオパレスリゾート・グアム無料宿泊券2枚(年間4枚)
株価/最低投資金額 300円/30,000円
優待利回り -
おすすめポイント 国内外の宿泊施設を無料ないしは半額で利用できる
アークコア(3384)
優待内容 100株以上保有で1,000円相当のクオカード、300株以上保有で3,500円相当のクオカード
株価/最低投資金額 423円/42,300円
優待利回り 2.35%
おすすめポイント 使いやすいクオカードがもらえて優待利回りもほどよい
モーニングスター(4765)
優待内容 100株以上保有で株式新聞ウェブ版6ヶ月無料クーポン(25,920円相当)または「My投資信託」アプリ6ヶ月無料クーポン(7,776円相当)またはアラプラスカラダシェイプとアラプラス糖ダウンの無料引換申込券のいずれか
株価/最低投資金額 325円/32,500円
優待利回り -
おすすめポイント 投資の勉強に役立つサービスの利用ができる

10万円以下でもらえる株主優待

少し予算に余裕があるなら、10万円くらいで株を選んでみましょう。

誰もが知っているような大手企業にも手が届き、選択肢が広がります。10万円で買える株を見てみましょう。

三越伊勢丹ホールディングス(3099)
優待内容 100株以上保有で百貨店やグループの店舗での買い物・飲食代金が限度額(3万円)まで10%優待される株主優待カード
株価/最低投資金額 909円/90,900円
優待利回り -
おすすめポイント 全国にある百貨店で上限に達するまでは10%割引が受けられる利便性の高い優待サービス
ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)
優待内容 100株以上保有で買い物優待券10,000円相当
株価/最低投資金額 944円/94,400円
優待利回り -
おすすめポイント 保有期間が1年以上、2年以上だとそれぞれ1,000円分の優待券がプラスになる
TOKAIホールディングス(3167)
優待内容 100株以上の保有で飲料水宅配サービス関連商品2,050円相当、クオカード500円相当、グループ会員サービスポイント1,000円相当、格安SIMスマホサービスLIBMOの月額料金を6ヶ月間350円割引の4つのうちいずれか1つ
株価/最低投資金額 897円/89,700円
優待利回り 1.12%
おすすめポイント 幅広い選択肢の中から自分に合った優待を選べる

株主優待のメリット・デメリット

株を持っているだけでお得な優待が受けられるのが株主優待の最大のメリットですが、優待にばかり注目してしまうと投資そのものに失敗してしまうことがあります。
優待目的で投資をする場合は注意しておくべきポイントをおさえて、より賢く投資をしましょう。

株主優待のメリット

株主優待の一番のメリットは株式を所有しているだけで特典を受けられることです。

株の売買で利益が生まれるかどうかは株価によって左右されます。
しかし株主優待の場合は、株価にかかわらず確実に何らかの利益を得ることができます。クオカードや割引券、自社商品など形はさまざまですが、保有しているだけでそうしたものが得られるというのは大きいメリットです。

また、株主優待で得られる利益は雑所得扱いとなります。したがって、受け取った利益が20万円未満であれば確定申告は不要です。
利益を上げていても確定申告せずに済むので、利益に対して実質的な非課税効果があるといえるでしょう。

株主優待のデメリット

株主優待のデメリットとしては、投資先が偏りやすい点が挙げられます。

株式市場で取引される株式のうち、株主優待を提供している会社はその中のごく一部です。そのため株主優待のある企業の株ばかりを買っていると、投資先に偏りが生じてしまいます。
また、優待を多くもらおうと思って投資先を集中させてしまうこともあります。

投資先を集中させると、株価が急落したときのリスクが高くなるのでおすすめしません。
少しずつ多くの企業の株式を持ちリスクを分散させるといいでしょう。

株主優待を受け取るための条件と手順

株主優待を受けるためにはその会社の株式を保有していることが必要ですが、そのほかにも条件が2つあります。

株主優待を受け取るための2つの条件

1つ目の条件は最低単元数の株式を保有していることです。

最低単元数
株主優待を受けるために最低限持っておかなければならない株式の数

株主優待のホームページなどを見ると、100株以上で〇〇、1,000株以上で〇〇といったように株主優待の内容が紹介されています。
通常は100株で1単元で、単元分の株式を持っていないと株主優待を受けることはできません。

2つ目の条件は権利確定日の3営業日前にその企業の最低単元数以上の株式を保有していることです。

権利確定日
配当や株主優待を受けられる株主としての権利が確定する日

権利確定日の3営業日前が権利付き最終日となります。

権利付き最終日に企業は株主が株主優待を受ける権利を持ってるかどうかを判断します。したがって、権利付き最終日に株式を購入して入れば、その後日に株式を売却したとしても株主優待を受けることができます。
逆に、権利付き最終日を過ぎてから株式を購入しても、株主優待を受けることはできないので注意しましょう。

株主優待を受け取る手順

株主優待を受け取るためには4つの手順を踏む必要があります。

  1. 証券口座の開設
  2. 最低単元数の株式の購入
  3. 権利確定日に株主名簿が登録される
  4. 優待品が届く

まずは、株主優待を受けられる会社の株式を買うために証券会社の口座を開設しましょう。

そして、口座を開設したら株主優待を実施している企業の最低単元数の株式を購入します。単元数と必要資金は証券会社のホームページに記載されているので、購入時に予算と相談しつつ確認するといいでしょう。

その後、株式を保有していれば権利確定日に企業の株主名簿に記載されます。株主名簿に記載された株主に株主優待品が届きます。

自分でやらなければならないことは口座の開設と該当企業の株式を購入することです。あとは権利確定日まで株式を持っておくだけなので株主優待を受け取るのは非常に簡単です。

株主優待のQ&A

株主優待目的で投資をする場合におすすめの証券会社は?

株主優待目的であれば、まず株主優待の内容が確認しやすいことが必須です。併せて、株式を購入する際の取引手数料も安く抑えられることもポイントとなります。こちらの記事で詳しく解説しています。株主優待狙いで選ぶ証券会社

株主優待だけで生活することは可能ですか?

株主優待にはさまざまな商品や金券が用意されているため、それだけで生活したいと考える人も多いでしょう。しかし、株主優待だけで生活できるくらいの収入を得るためには相当額の元手が必要になります。そのため、そうした元手やある人は可能かもしれませんが、多くの人にとっては株主優待だけでの生活は難しいかもしれません。株主優待以外の収入源も確保しておいた方が安心です。

受け取った優待品を現金化してもいいのでしょうか?

法律違反ではありません。ただし株主優待が割引券などの金券の場合、使用期限が設定されていることも多いため、そうしたタイプの場合は使用期限間近に現金化しようとしても割安でしかできないことがあります。換金を考えるのであれば早めにした方がいいでしょう

株主優待は1年に何回もらえるのですか?

多くの場合は年に1回、あるいは2回と設定されていることが多いようです。株主優待の紹介ページには権利確定日についても必ず紹介されているため、そこで権利確定日が年に何回あるかを調べましょう。

外国株でも株主優待はありますか?

ごく一部の企業は割引券などの実施をしているケースがあるようですが、ほぼないと思っていいでしょう。外国株式の場合、株主優待よりも株主への還元として配当金を多めに還元する傾向が強いです。配当金を受け取る回数も日本株式の場合は年に1,2回が多いのに対し、外国株式の場合は年に4回程度配当金を出す場合もあります。

この記事のまとめ

初心者はまずは自分の興味のある企業や受けることのできる優待内容から銘柄を選ぶのも1つの方法です。この記事で紹介したように少額から購入できる銘柄も多くあるので参考にしてみてください。

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