株の配当金はいつもらえる?利回り計算と銘柄選びができる方法も解説

「株をやるなら配当金で利益を出してみたい」

「より高い配当金が貰える銘柄が知りたい」

頻繁に売り買いを行うイメージがある株ですが、実は株は保有するだけで配当金という安定収入が得られ、その配当金を目的にして株を行なっている人もたくさんいます。今回は配当金目的での株の始め方、銘柄選びのコツなどについてご説明します

  • 配当金とは企業が得た利益を株主に還元する仕組み
  • 配当金を貰うためには条件があるので注意が必要
  • 配当利回りは企業によって異なる
  • 配当で儲けるなら利回りの目安は1.6%~2%

株の配当金とは何か

始めは以下の3つの注意点を抑えておきましょう。それぞれ、詳しく解説していきます。

配当金を貰う時の3つの注意点

  1. 保有時期:「権利確定日」の3日前までに株を購入する必要がある
  2. 配当の回数:会社によって配当金が貰える回数が異なる
  3. 銘柄:配当金のない会社もある

株の配当金の基礎知識

配当金とは企業が本業で得た利益を株主に還元する仕組みです。

配当金の額は企業の業績によって変化します。業績の良ければ配当金は安定、もしくは上がる可能性もあります。

初心者はなるべく業績が安定した企業の株を購入するのが安心して株を始めるコツです。

株の配当金が貰える時期と仕組み

配当が出る回数は企業によって異なりますが、多くは中間配当と期末配当の2回出すところがほとんどです。

配当金を貰えるかどうかは保有期間ではなく「権利確定日」という日に株式名簿に自身の名前が載っているかによって決まります。
権利確定日は企業の決算時期によって異なるので、株式を購入する前にしっかり確認しましょう。

またその際、注意したいのは権利確定日ではなくその3営業日前である「権利付き最終日」までに株を買う必要があることです。
株式名簿に名前が載るまでは、株を購入してから3営業日かかります。
そのため前日や当日に買っても配当金を受け取ることができないので注意が必要です。

株の配当金がない会社はあるのか

企業が株主に利益を還元するための配当金ですが、すべての企業が実施しているわけではありません。
特に上場したばかりのベンチャー企業などは「実施する前に事業に投資をしてより会社を大きくすることこそ株主還元!」と考えている企業も多く、投資家もそのような企業の株は配当金ではなく、売買益を目的に株式を購入します。

配当金を出している企業はそもそもある程度安定している会社だとも言えるでしょう。

株の配当金はどのくらい貰えるのか

次に実際に配当金はどのくらい貰えるかについてご説明しましょう。配当金は保有している株式数に応じて支払われ、一株あたりの配当金×保有している株式数が実際に貰える配当金額になります。

一株あたりの配当金が多いのか少ないのかについては、配当利回りを比較することによって判断できます。

配当利回り
一株あたりの年間配当配当金を現在の株価で割って算出したもの。例えば、現在の株価が1,000円で、年間の配当金額が10円であった場合、配当利回りは10÷1000×100=1%

居酒屋チェーン店「鳥貴族」の配当は1年でどれくらいになるかを例に考えてみましょう。

鳥貴族の株を100株買った場合の配当金

171,700円(1株1,717円)×0.45%(鳥貴族の配当利回り)=約772円

※2019年2月時点の計算

配当金があるかないか、配当利回りがどれくらいかについてはインターネット上で簡単に調べられるので、気になる銘柄があれば調べてみるといいでしょう。
雑誌などでも「利回りランキング」として、配当利回りがいい企業をランキング形式でよく紹介しています。

ただし、ここで注意したいのは配当利回りだけで購入する株を選んではいけないということです。
2018年日本証券取引所の1部の平均の利回りは1.6%となっており2%を超えると配当利回りの高い株だとも言えますが、株価が下落すると配当利回りは上昇するので、高ければいいというわけではありません。いくら配当金が高くても、株価が大きく下落してしまうと元も子もありませんよね。

株の配当金で儲けるための銘柄選び

具体的な銘柄を選ぶ時の基準と、購入までの手順・チェックポイントを説明していきます。

どんな基準で銘柄を選べばいいのか

それでは実際に購入する銘柄を選んでいきましょう。初心者はなるべく安定した企業の株を買うのがおすすめです。

1,信用度の高い銘柄

イオン、セブン&アイ・ホールディングス、アサヒ、ホンダ等

株式時価総額の高い銘柄は信用度が高い銘柄と言えるでしょう。
日経225銘柄と呼ばれる日経平均株価の元になる企業の中から選んでもいいかもしれません。

2,安定した収益を上げる銘柄

JR東日本、小田急電鉄などの鉄道系、資生堂やポーラ・オルビスHDなどの化粧品メーカー

3,新たな成長分野のない成熟産業の銘柄

電気・精密、機械、医薬品、小売り、鉄鋼・非鉄、エネルギー資源、自動車、金融、商社、不動産、運輸、建設、食品、電力、情報通信、銀行

電気や銀行などの成熟産業から探すのも手です。

いずれにせよ、新しい銘柄を探すのではなく、自分が知っている企業の中から条件に合う銘柄を見つけるようにしてください。

どういう手順で銘柄を選んでいけばいいのか

それでは実際の手順に沿って購入する銘柄を選んでいきましょう。

銘柄を選ぶ時の手順とチェックポイント

  1. 投資資金を決める
  2. 興味のある企業を探す
  3. 配当利回りを確認する
  4. 業績をチェックする
  5. 購入するタイミングを決める

まずは投資資金を設定します。
この時、投資資金の全てを1つの銘柄に投じるのではなく、少なくとも2〜3銘柄に分けて買うようにするのがよりリスクを減らすコツです。
投資に回せる資金が少なくても、100株10万円程度で購入できる大手企業もあるので安心してください。

次にその中でもなるべく自分の興味が持てる企業から検討します。
配当金目的、つまり長期保有前提で株式を買うにしても、リスク回避のために最低限四半期ごとの決算情報は追う必要があります。
自分の興味のない企業だったり、イメージが湧かない企業だと決算情報の確認を怠ってしまう場合があります

また1.6%〜2%の配当利回りを目安に株式を選ぶといいでしょう。
一般的に2%以上が高配当と言われ人気がありますが、高すぎるのもリスクが高くなります。

また、株式を購入する前は最低限、業績のチェックを行いましょう。証券会社の企業情報の項目にまとまっているので難しいことではありません。

最後に株式を購入するタイミングですが、基本的にどのタイミングで買っても長期保有が前提なら問題はないでしょう。
ただし、権利確定月に買うのは避けるのが無難です。一般的に権利確定日に向かって株価が上がっていく傾向があります。購入するなら権利確定後に買うといいでしょう。

株の配当金を貰うにはまず株を買おう

株式投資を始めて配当金をもらうためには、まず証券会社の口座開設と株の購入が必要です。

初めての口座開設であれば、取引手数料の安いネット証券会社をおすすめします。今回はその中でも大手の2社を紹介します。

この2つの証券会社なら、手数料が安いだけでなく口座開設から入出金までスムーズです。

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この記事のまとめ

ここで紹介したような基準をもって銘柄選びをすれば、コツコツと儲けを出すことが可能です。初心者は特に株の購入タイミングなどに注意しつつ、安定した企業を選んで着実に配当金で儲けを出すことをおすすめします。

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