株式の売買で初心者が知っておくべき知識!流れと注文方法を解説

「買った途端に値段が下がった」
「利益が出ていたのにうまく売れなかった」

株は安く買って高く買えば儲けが出るシンプルな仕組みですが、実際に行うとなるとなかなか難しいものです。
気になる銘柄を見つけても「どのタイミングで売買すればいいの?」と躊躇してしまう人も多いでしょう。

ここでは初心者でもすぐに実践できる売買のコツや、売買の基本的な仕組みを解説します。

  • 株の売買は「安く買って高く売る」が基本
  • 株の注文方法には3種類ある
  • 上昇トレンドと下降トレンドを見極めて売買する

株を売買するとはどういうことか

最初に株の売買について基本的な仕組みをおさらいしましょう。

売買益

株で儲けを得るためには「安く買って高く売る」ことが基本です。
たとえば100円で株を買い、120円で売ることができればその差額分の20円が利益になります。
この利益を専門用語で売買益、キャピタルゲインと言います。反対に80円に下がった場合は20円の損失になります。

税金、手数料

利益に対しては税金と手数料が、損失に対しては税金はかかりませんが、手数料はかかるので注意しましょう。

株価と取引時間

株式は全て100株単位で売買されますが、株価は全て1株あたりの金額で表示されます。株式売買はすべて証券会社を通して行われ、取引ができる時間は9時〜11時半の前場、12時半〜15時まで後場に分かれます。

株の売買が成立するための条件とは

次に板情報を見ながら売買が成立する仕組みを説明しましょう。
板情報とは「売買注文がいくらの値段で何株出ているか」が分かるものです。

取引時間内は注文に合わせて随時更新されていきます。売りたい人、買いたい人が希望している値段、売り注文が出ている株式数、注文が出ている株式数が表示されています。

単位は100株単位になるので、表示されている数字に100をかけた数が実際に注文が出ている株式数になります。

同じ金額での売り注文と買い注文の株式数が合えば、売買が成立となります。これを約定と言います。

たとえば100円で200株買いたいと注文を出した場合、100円で売りたい人がいなければ売買は不成立、100円で売りたい人がいてもその数が100株しかない場合もまた不成立となります。
より高い値段で買いたいという注文が多ければ、株価が上がり、逆であれば株価が下がっていきます。

どうしても欲しい株の場合は、今の株価より高い金額で買い注文を入れる必要があるでしょう。

株の売買のための注文方法3つ

実際に株式を売買する場合、その注文方法は3パターンあります。

注文方法 メリット デメリット どういう場合に使うか
成行注文 取引が成立しやすい 売買の価格がいくらになるか分からない 早く取引を成立させたい場合に使う
指値注文 売買の価格を自分で決めることができる 指定した金額にならなければ売買が成立しない 時間内に株価を見ながら取引ができない場合などに使う
逆指値注文 リスクコントロールが可能 上級者向けの注文方法なので知識が必要 時間内に株価を見ながら取引ができない場合などに使う・損を最小限に抑えたいときに設定しておく

成行注文

まずは成行注文について説明します。成行注文は「株価がいくらでもいいので株を買いたい(売りたい)」ときに出す注文方法です。
現在の売買注文が出ているところから買っていくので割高になりがちです。

100円で300株、成行注文で買う場合

100円で100株、110円で100株、120円で100株の売り注文が出ていたとしたら、100円の100株から順に買っていき、最終的な取得単価は110円となる。

ただし、市場が開く前に株価に影響がある特別なニュースが流れた場合、株価が通常の動きとは異なり大きく上がる、もしくは下がる場合があります。必ず買いたいもしくは売りたい場合は成行注文を出すといいでしょう

指値注文

次に指値注文について説明します。これは「指定の株価になったら株式を買う(売る)」という注文方法です。

100円で100株、指値注文で買う場合

100円で100株売りたい人が現れなければ売買が成立しない。

人気の銘柄の場合、ずっと約定せず気がつくと手が出ないほど株価が上がってしまった、なんてこともあり得るので、必ず欲しいのかどうか、それともこの値段だから欲しいのかを判断して注文方法を選びましょう。

逆指値注文

逆指値注文とは「指定の株価になったら売買注文を出す」という少し上級者向けの注文方法です。よく使われるのが損切りと呼ばれる損を確定する場合です。

逆指値注文を「80円になれば成行注文で売る」と設定した場合

株価が80円になると自動的に売り注文を入れることができる。

「上がると思って100円で買ったけれど、もしかしたら下がるかもしれない。80円になったら諦めて早めに売ろう」という場合に逆指値注文を使います。
特に日中に株価をチェックできない会社員の方などはうまく使えばリスクを最小限に止めることも可能です。積極的に活用しましょう。

株を売買するための具体的な手順

最後に実際の手順に従い、売買のコツについて説明しましょう。

基本の手順

まずは板情報を確認し、現在の株価を確認します。
次にいくらなら欲しいのか、もしくはいくらでも欲しいのかを判断し、注文方法を決定します。

実際の注文パターン例

実際の注文パターンを紹介しながら売買のタイミングを見極めるコツをいくつか紹介しましょう。

上昇トレンド
すぐ前の高値を更新する
下降トレンド
すぐ前の安値を更新する

まずは株価のチャートを見て上昇トレンドか下落トレンドなのかを見極めましょう。

チャートは月足もしくは週足のチャートを見てください。
すぐ前の高値を更新し、チャートが上向きに上がっていれば上昇トレンド、下がっていれば下降トレンドです。
初心者はまずは上昇トレンドのときに株価を買うといいでしょう。このとき、日足のチャートを見て1日の値動きに一喜一憂しないように注意しましょう。

株価は上げ下げしながら徐々に上がっていくものです。日足を気にするのはデイトレーダーだけと思い、月足、週足をみて注文を入れるようにします。その中で押し目と呼ばれる、上昇トレンドの中の上げ下げの「下げ」のタイミングで購入できればしめたものです。押し目はチャート場で株価が下がっている部分を線で結ぶとある程度予測ができます。そのあたりで買い注文を入れておくといいでしょう。

逆にその押し目のラインを割ってさらに株価が下落した場合は下降トレンドに転じるシグナルかもしれません。基本的に上昇トレンドが続いている場合は持ち続けて問題ありませんが、下降トレンドになったら早めに売るのコツです。一度下降トレンドに転じれば売りが売りを呼ぶ展開となり、どこまで下がるのかの予測は難しいものです。上昇トレンドが長く続きすぎている場合は下落に備えて逆指値注文をいれておくといいでしょう。

初心者におすすめの証券会社一覧はこちら

この記事のまとめ

株で売買益を出すためには「安く買って高く売る」のが原則です。実際に運用する際には、板情報の見方、上昇トレンド、下降トレンドなどを理解した上で、初心者は成行注文を試してみることをおすすめします。

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