サラリーマンの株式投資はインカムゲインと長期投資が鍵

サラリーマンが、これから株式投資を始めるなら、投資元本が割れたり損をだしたりしても、気分が落ち込まない金額の範囲で設定することが重要です。

一般的に株式投資初心者の平均予算は約30万円、年収300万円〜500万円の人であれば貯金の1割という数値もありますが、金額設定は人それぞれです。生活費に影響を及ぼさず、できることなら1〜2年間は生活ができる貯金を残し、余剰資金で投資をするのがベターです。

ここでは、サラリーマンの基本である本業をおろそかにせず、余剰資金を使って堅実に株式投資を始めるためのTipsを紹介します。

サラリーマンの株式投資はリスクの低いところから

平日の時間に余裕がないサラリーマンは、どうしたら株を始めることができるのでしょうか。
鍵は、短期トレードによる短期間での利益を狙わず、まずはリスクの比較的低いインカムゲインを狙い、長期的な目線で投資をおこなっていくことです。

また、一つの銘柄にすべての資金を投資せず、複数の銘柄に分散して投資をすることで、一方の銘柄で損をしても、もう一の銘柄で儲けが出たという資産運用ができます。リスク回避をしつつ、持ち株全体で利益を得るという考え方がおすすめです。

キャピタルゲインは考えず、インカムゲインを狙っていこう

株式投資には「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」があります。
はじめはキャピタルゲインよりも、リスクの低いインカムゲインを狙いましょう。

キャピタルゲイン
資産を売買することによって生まれる差額(値上がり益)で利益を得る投資方

キャピタルゲインでは、株を安い時期に買い、価格が高揚した時点で売り利益を得ますが、投資元本自体の保証はなく、タイミングを逃すと大損してしまうことがあり、リスクや金額が大きいのが特徴です。

そのタイミングの波も、日中仕事をしているサラリーマンが張り付いて見るわけにもいきません。

インカムゲイン
株式を保有することで、ある一定の収入が継続的に期待できる投資方法

インカムゲインは投資元本が減りにくく、低リスクなのが特徴です。
得られる収入は、配当や株主優待などがあります。利益はさほど高額ではありませんが、その分安全性が高いため、少ない元手をできるだけ確保したいサラリーマンにとってはインカムゲインを狙うのがおすすめです。

株価に張り付かないで利益を得る長期投資型がおすすめ

株式投資には「デイトレード」「スイングトレード」「長期投資」という取引の方法があります。

この3つのなかだと、長期投資が先ほどのインカムゲインに該当します。

デイトレード
投資期間が1日だけで、その期間内に株の売買を行う投資方法。

デイトレードでは短期間で利益を得ることができますが、株取引がおこなわれる平日の9時~15時の間、常に株の動向を追わなければならなく、日中仕事があるサラリーマンにとっては難しい取引法です。

スイングトレード
数日~数ヶ月の投資期間でおこなう取引

スイングトレードでは、株の大まかな動きをみればよいのと、投資結果が比較的短期で出るので、すぐに副収入が欲しい人やサラリーマンにも比較的向いています

この取引を行なう際には、指値注文や逆指値注文を利用するのがおすすめです。

事前に利益確定や損切りの決定をすることができるため、株価に張り付かなくても取引ができます。
注文が成立した際のメール設定も忘れずにおこないましょう。

長期投資
数年~数十年の長い投資期間でおこなう取引

株の値動きに一喜一憂しなくて済むので、ストレスなく株式投資をすることができ、サラリーマンにとってはベストな取引法でしょう。

長期投資では、株価が株を購入したときよりも上がり続けていれば、安定してインカムゲインが得られ、売却すればキャピタルゲインも狙えます。

サラリーマン投資家の銘柄の選び方

では実際に株式を始めるとなった場合にはどんな銘柄を選べばよいのでしょうか。

株の銘柄決定は、予備知識がないとなかなか大変です。
リサーチをする時間が少ないサラリーマンが比較的簡単に始められる銘柄の選び方を紹介します。

自身の知っている身近な会社の株を選ぶ

株の初心者におすすめなのが、身近な会社や好きなジャンルの会社を選んで株を買うという選択方法です。

自分の知っている会社や商品、サービスを取り扱っている会社であれば、すでに興味がある分野なのでリサーチも苦になりません
また、大企業であればその会社の情報を容易に知ることもできます。

新商品発売やイベントの開催などで株価の動きが変わったりもするので、自分事として楽しく取引が可能です。

インターネットの記事や新聞から情報を得る

Yahoo!ファイナンスや証券会社のサイトからの情報収集もおすすめです。

Yahoo!ファイナンスでは、無料で株価、市場動向の情報を得ることができ、注目銘柄を登録することでその株価を追うこともできます。

証券会社のサイトであれば、マネックス証券がおすすめです。
銘柄レポートや独立系調査会社の銘柄レポートを見ることができます。

その他には会社四季報や日本経済新聞を読むこともおすすめです。

連続増配している企業を選ぶ

比較的リスクが少ない銘柄の選び方としては、連続増配をしている企業と選ぶというのも一つの方法です。

連続増配しているということは、業績が好調な証だからです。
増配しているかどうかは、証券会社の口座や会社四季報などで簡単に調べることができます。

会社の設備投資のコストを見きわめる

事業の拡大に大きな設備投資を必要としない銘柄を選ぶという選択法もあります。

工場の建設や大型機械の導入など、大規模な設備投資をする際には会社の利益が減ります。
また、工場建設などで稼働がストップすることもあり、その期間は利益貢献を望めないなどのリスクもあります。

設備投資のコストがあまりかからない会社を選ぶことも重要なポイントです。

サラリーマン投資家になるためのオススメ証券会社

少額からでもよいから実際に投資を始めてみたいと思った方へ、お得であったり便利なツールが充実している、投資初心者でも比較的挑戦しやすい証券会社をご紹介します。

SBI証券

取引所が開いていない夜間でも株式の売買を行うことができる「ジャパンネクストPTS」というシステムがあり、日中忙しいサラリーマンにとっては最高の環境が整っています。

手数料が比較的安価で、条件によっては入出金手数料を無料にすることが可能です。
また、過去30年間のチャート表示もできるため長期的な投資をする際の参考に活用できます。

SBI証券の詳細を見る

GMOクリック証券

売買手数料が業界の中でも断然に安く、まずは投資の経験値を高めたいという株式投資の初心者やサラリーマンにおすすめです。

最近は各種ツールや投資情報も充実してきており、5大ネット証券に追いつく勢いで急成長しています。

GMOクリック証券の詳細を見る

楽天証券

取引手数料のポイントバックや投資信託を所有するだけでポイントがもらえるなど、投資利益だけではなく、ポイントでもお得に稼ぐことができます。

PCツールの「MARKETSPEED」は、投資上級者から高評価を得ている取引ツールで、これを使いたいために口座を乗り換えたという人もいるほどです。

楽天証券の詳細を見る

松井証券

10万円以下で購入できる銘柄であれば取引手数料が0円になるので、まずは少額で投資に挑戦したいという人にピッタリです。

また、株式投資・金融情報サイト「QUICK」やチャート分析ツール「チャートフォリオ」が無料で利用できるので利便性も高いです。

松井証券の詳細を見る

その他には、リスク管理追求型サービスで自動売買ができる「カブドットコム証券」や株式投資に役立つ決算&業績予想情報をお知らせしてくれる「マネックス証券」などもおすすめです。

さいごに

株式投資ではありませんが気軽に始められる投資として、少額投資非課税制度の「NISA」や個人型確定拠出年金の「iDeCo」を検討するのも良いでしょう。

NISAは毎年120万円の非課税投資枠が設定されており、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となりますし、iDeCoは税制優遇制度が利用でき、老後の資産形成に役立ちます。

サラリーマンの投資であれば、こういった非課税投資から始め、資産の余力があるようだったら株の投資を始めてみるというやり方も一つの案です。安定した収入源があるというサラリーマンの利点を活かして、ギャンブルをせず、緩やかに利益を積み重ねていく投資のやり方でサラリーマン投資家を目指してはいかがでしょうか。

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