目次
株の儲け方|株式投資で利益が出る3つのパターン
株で儲けるといっても、儲け方にはいくつか種類があります。まずは、株取引で得られる利益の3種類を頭に入れておきましょう。
- 値上がり益(売買益)
- 配当金
- 株主優待
1.「値上がり益」で大きく稼ぐ
値上がり益とは、株を安く買って高く売った場合の利益のことをいいます。株で儲けるといって一番に思いつくのはこれが一般的でしょう。
例えばある銘柄を10万円で買い、12万円で売れれば2万円分の利益となります。シンプルでわかりやすく、買った銘柄が大きく値上がりすれば大きな利益になります。
2.「配当金」でコツコツ稼ぐ
配当金は、株式を保有することで得られる利益のことです。企業が利益の一部を、株式の保有者に還元することをいいます。
例えば「1株30円の配当金を出す」と企業が決めたら、その株を100株保有している人は3,000円の配当金をもらうことができます。
配当は年に2回という企業が多く、株をもっているだけでもらえるものですから、長期にわたってもっていればコツコツ貯まっていきます。
配当金で利回りを計算する
現在の株価に対してもらえる配当金の割合を配当利回りといいます。
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金÷現在の株価×100
例えば「1株30円の配当金が出る株」100株を10万円で買ったとしたら、利回りは3%です。
銘柄を探す際は、一般的に高配当とされている「配当利回り3%」を条件のひとつとしてみましょう。
3.「株主優待」もコツコツ型
株主優待は、株式を保有しているともらえる商品券や割引券、その他物品です。年に何回出すかは、企業によって異なります。
もらえるものの価値を配当金と同じように利回りとして計算してみると、お得な株主優待を見つけることができるかもしれません。
株初心者が失敗しない方法や低リスクでの運用方法についてはこちらで解説しています。
株価の仕組みと株の売り時・買い時を理解する
株取引で得られる利益の種類は3種類ありましたが、中でも大きく利益が出る可能性のある値上がり益(売買益)を得るための方法を見ていきましょう。
そもそも株価というのは、ある企業の銘柄を買いたい人と売りたい人がいて、その値段がマッチして売買が成立したときの価格です。
株価は取引時間中に移り変わるもので、株を買いたい人が多ければ株価は上昇し、売りたい人が多ければ株価は下落します。
株の売り時と買い時を見極めて、なるべく損をせず利益を出すための取り引きの仕方を見ていきましょう。
損をしない売買の鉄則は「頭と尻尾はくれてやれ」
株の世界には「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があります。「頭と尻尾」とは、利益の範囲のギリギリの端っこのことです。1円も逃さず利益を出す範囲を見極めるのは、プロでも難しいものです。
誰しも「一番安いときに買って、高いときに売りたい」と願いますが、そう簡単にはいきません。「頭と尻尾はくれてやれ」を肝に銘じ、損をしないために自分なりの売買の目安をつくっておくことが大切でしょう。
買い時のポイントは「順張りで買う」
一般的に株の買い時には、「順張り」と「逆張り」があります。
値上がりしている株が今後も値上がりすると考えて買うのが「順張り」、値下がりしているけれど今後は上がると考えて買うのが「逆張り」です。
投資初心者のうちは、業績が好調で魅力ある事業内容の企業に順張りの投資をする方がよいでしょう。
値上がりしている株を買う順張りは、今が最高値かもしれないと思うと勇気が必要です。しかし、逆張りもリスクがあります。値下がりする株には業績不振など値下がりするだけの理由があるからです。
このリスクを初心者の方が見極めるのは難しいので、逆張りはあまりおすすめできません。
売り時は「利益確定」と「損切り」の2つ
買い時よりも難しいのが、株の売り時です。シンプルに考えて、株を売るということは「利益確定」をするか「損切り」をするかの2つです。
初心者の方なら、中長期保有するという方法もあります。初めのうちは、業績が安定していて魅力のあるサービスをする会社の株を買い、保有しながら配当金や株主優待をもらいましょう。
「企業の成長の限界が見えてきた」「業績不振である」「外部環境の悪化で全体的に株価が下がった」などのときには、損をしてしまったとしても売却を検討しましょう。
一番怖いのは、値下がりしすぎて売れなくなる「塩漬け株」になってしまうこと。
「買い付け価格より何%下がったら売る」とマイルールを決めておきましょう。
銘柄を選ぶコツ|初心者が株で儲けるための企業の選び方
初心者の方が株を買う際には、まずは自分に馴染みのある企業から選ぶという方法があります。日常生活の中で、良いと思える商品やサービスを探してみましょう。
例えば車が好きなら自動車メーカーだけでなく、自動車部品、センサー、タイヤ、駐車場といった分野まで広げてみましょう。
業績の良い企業や、安定している企業を選ぶことも大切です。業績が良ければ一時的に値段が下がっても、下支えがあり大きく崩れることはないでしょう。
安定企業の「ブリヂストン」
タイヤシェア世界1位の「ブリヂストン」。原材料費の高騰から株価は下がり気味ですが、今後電気自動車が主流になってもタイヤの需要は変わらず伸び続けるでしょう。配当利回りも3%後半と高水準です。
株初心者の証券会社選び
これから株を始めるなら、まずは証券会社に口座を開いてみましょう。
初心者に適した証券会社を選ぶポイントは3つです。
- 手数料が低い
- 取扱商品が多い
- アプリが使いやすい
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