NISAで複数口座を持つことはできるか?

「2個目のNISA口座って開設できるの?」

「昔NISA口座を作ったことがあるけど、別の金融機関で口座を作り直したい…」

勧められるままにNISA口座を開設したけれど、もっと使いやすい金融機関に変えたい。NISAはお得なので2個目の口座を作りたいと考える人がいます。

しかし、残念ながらNISA口座は複数所有することはできません。ここではNISA口座を複数持ちたいと考えている人に向けて、改めて口座の仕組みをご説明したいと思います。

  • NISA口座は1人1つまで
  • つみたてNISA,ジュニアNISAとも併用はできない
  • 金融機関の種類、口座の種類を変更することは可能

NISA口座は1人1つまで

NISA口座は1人1つまでしか持つことができません。金融機関でNISA口座を開設するしたいと考えた場合、「非課税適用確認書の交付申請書及び非課税口座開設届出書」もしくは「非課税口座簡易開設届出書」のいずれかを届け出る必要があります。この届け出を受けて、税務署がNISA口座を二重に開設していないかチェックを行います

もし、口座開設後の税務署の確認により、複数開設が発覚した場合、後から開いた口座は自動的に一般口座に移されるので注意してください。

また2016年から始まったつみたてNISA、ジュニアNISAとも併用することはできないので注意しましょう。ただし、1年に1回であれば口座の種類を変更することが可能です。

NISA口座の種類を変更する条件は2つあります。

  1. その年の投資枠を使っていない
  2. その年の9月30日まで申請を行う

既に投資枠を使ってしまっている場合、10月以降の申請に関しては翌年分からの反映になりますので注意してください。申請には電話およびWEB上から「NISA変更届」を請求し、書類でのやりとりが必要です。

NISA口座を複数申し込んだらどうなるか

それでは実際にNISA口座を重複申請してしまった場合はどうなるのでしょうか。原則として、口座は受付順に処理されます。金融機関に申し込んだタイミングではなく、税務署が申請を行なった順となり、後に申請された口座については金融機関を通して不受理の旨が通達されます。

ただし、申請を提出する際に「非課税口座簡易開設届出書」という種類の届出書を使用した場合には税務署の確認が口座開設後となるため、一旦はNISA口座を複数所有することができてしまいます。しかし、確認後、後から申請した方は自動的に一般口座として処理されることになりますので注意してください。

NISA口座開設後に金融機関を変更することはできるか

口座開設後に他の金融機関に変更することは可能なのでしょうか。結論から言うと年に1回なら可能です。条件はNISAからつみたてNISAに変更する場合と同じで、①その年の投資枠を使っていない②9月30日まで申請を行う、の2点が条件です。

条件を満たす場合、申請には電話およびWEB上から「金融商品取引業者等変更届出書」を申請します。すると「勘定廃止通知書」というものが交付されますので、新たに開きたい金融機関に「非課税口座開設届出書」と併せて提出してください。また、口座変更の場合、「非課税口座簡易開設届出書」では変更できませんので注意してください。

この記事のまとめ

投資による利益が非課税になるメリットのあるNISA口座ですが、1人1口座しか保有することができません。過去に口座を作ったかもしれないという人は二重の申請を出してしまう前に確認してみましょう。

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