NISAの評判が知りたい!デメリットはないの?

「NISAを始めた方がいいと聞くけど評判はどうなの?」

「NISAにも何かデメリットがあるんじゃないか?」

多くの投資家にとってNISAはメリットが大きいのですが、デメリットも存在します。そのことを知らずにNISAを利用すると思わぬ不利益を被る可能性が出てきます。そういったことがないように、これからNISAのデメリットや実際にNISAを利用している人の評判を見ていきましょう。

  • NISAは投資による利益に税金のかからない制度
  • 金額や期間の上限があることがデメリットと感じるケースもある
  • NISAでは損失を出した場合にデメリットが生じることがある

NISAの概要

NISAとは、イギリスで1999年に始まった制度である「ISA(Individual Savings Account)」という個人貯蓄口座を参考にして作られた制度です。そのため、NISAは「日本版ISA」と呼ばれることがあります。

なぜNISAが日本で誕生したのでしょうか。理由は大きく分けて2つあります。1つ目は税率の変化です。2013年12月末までは株の配当や売却益に対する税率が20.315%から10.147%に軽減されていました。しかし、2014年になると軽減されていた税率が元に戻ることになっていたため、個人投資家に対する新たな優遇制度を設ける必要に迫られ、NISAが生まれました。

2つ目は経済の活性化です。日本は諸外国と比べると保有している金融資産の割合が預金に偏っていると言われています。預金を用いて個人投資家が株式を購入することで、企業に資金が集まります。そうすれば、企業は資金を使って事業展開をすることが可能になるため、経済活動が活発になることが期待できるでしょう。そのため、NISAの目的として、預金から投資へと資金を流動させることで経済活動を活発にすることも意図されています。

そういった背景で生まれたNISAとは具体的にはどういった制度なのでしょうか。NISAとは、投資によって得られた配当益や売却益に対する税金が免除される制度です。NISAの種類によって年間投資金額の上限や非課税期間は異なります。

NISAのメリットは投資活動によって得られる配当や利益に対する税金がかからないため、投資によって得た利益をそのまま自分のものにできるということが挙げられます。いくら売却によって利益を上げたとしても、利益に対して税金がかかってしまうと利益が目減りしてしまいます。その目減りをなくすことができるのは、投資家にとって大きなメリットといえるでしょう。

NISAにデメリットはないの?

NISAの生まれた背景やメリットを知ると、NISAはいいことばかりな制度のように思えるかもしれません。しかし、NISAにもきちんと知っておくべきデメリットが存在します。このことを知らずにいると、NISAを利用して思わぬ不利益を被る可能性もあります。これから、NISAに関するデメリットについて紹介します。

金額と期間の上限がある

制度の紹介でも少し触れましたが、NISAには投資金額の上限があります。一般NISAであれば120万円、つみたてNISAであれば40万円が年間投資金額の上限です。したがって、120万円を超えるまとまった余裕資金を使って一時払で投資をしたいと考える人や、積立であっても年間上限額を超える金額での積立を考える人がNISA口座を利用すると、非課税のメリットを十分に得られません。この場合、NISA口座ではなく、一般口座を使って投資をする必要があります。

NISAには期間の上限もあります。一般NISAであれば5年間、つみたてNISAであれば20年です。したがって、長期的に積立をしたいと考える人が一般NISAを利用すると、期間の上限にぶつかってしまうため、非課税のメリットが得にくくなります。長期的な積立を考えている場合、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)の利用を検討するといいでしょう。

損益通算、繰越控除ができない

NISA口座で運用している資金は、他の口座との損益通算ができません。損益通算とは、ある口座で損失が出ている場合、他の口座の利益と相殺することで利益総額を抑えて税金を抑えることができる制度です。NISA口座の場合、この損益通算ができないため、複数口座を保有していて積極的な運用をするために損失が発生する可能性がある人にとっては注意が必要です。

繰越控除が利用できない点も注意しましょう。繰越控除とは、ある年に出た損失を翌年以降に繰り越すことができる制度です。これを利用すると、翌年度に利益が出たとしても過去の損失と相殺することで課税対象となる利益を小さくすることができます。投資を長期的に行い、毎年の損益をきちんと管理している人であれば、この制度はメリットが大きいでしょう。

NISA口座で運用する場合、損益通算、繰越控除のいずれも利用することができません。したがって、NISA口座以外にも運用口座を持っている投資家の場合は損益通算ができないことに注意が必要です。また、売買益を得るために積極的にリスクを取りに行こうとする投資家であれば繰越控除が役立つことがありますが、NISA口座では繰越控除ができないため、不利益を被る可能性が出てきます。そういったケースに該当する場合は、NISA口座ではなく一般口座の利用を検討するといいでしょう。

最大のデメリットは課税口座に移管するタイミングで損が出ている時

NISA口座で運用していて期間の上限を迎えたタイミングで損失が出ており、課税口座に移管する場合には、注意が必要です。

例えば、NISA口座で取得した100万円の株式が50万円に値下がりしたタイミングで課税口座に移管した場合で考えてみましょう。この場合、本来ならば100万円で取得した株式ですが課税口座に移管すると、移管時の株価である50万円で取得した株式とみなされます。そのため、50万円の株式が70万円になった時に株式を売却した場合、20万円の利益が出たものとして利益に対して課税されます。

100万円で取得した株式を70万円で売却しているため、実質30万円の損失が出ているにも関わらず、税金を払うことになるのです。課税口座への移管タイミングで損失が出ている場合にはこのようなことが起こり得ます。したがって、NISAを検討する上では移管時に損失が出ている場合が一番のデメリットといえるでしょう。

NISAを選んだ人の口コミ

つみたてNISA歴3年

つみたてNISAで、毎月5つの異なる投資信託に対して合計で1万円ほど積み立てています。つみたてNISAを始めてまだ3年ほどですが、現在のところ日によって数千円~数万円単位の利益が出ているようです。つみたてNISAなら貯金をしている感覚なのに、貯金の利子よりも遥かに利益が出ているので、とても得をした気分です。税金もかからないので、利益計算も分かりやすく、無理なく楽しく投資ができていると感じています。

NISAにおすすめの証券会社

NISA口座を開設すると、1年間は金融機関の変更ができません。

NISAにおすすめの金融機関を選ぶポイントは、取扱商品と手数料です。
また、つみたてNISAの場合は、積立金額が最低何円からできるのか、なども考えて選ぶとよいでしょう。

以下の5つの証券会社は、NISAの取引手数料が無料、また、アプリの使いやすさや取扱商品の充実度から見ても初心者におすすめできる証券会社です。

これら5つの証券会社であればどれを選んでも問題ありませんが、NISA口座で購入できる商品は証券会社によって少しずつ異なるため、購入したい商品が決まっている人はそれぞれ比較して選んでみてください。

証券会社名 一般NISAの取扱商品 つみたてNISAの取扱商品 詳細

国内株式、投資信託、外国株式・海外ETF 国が定めた基準を満たした投資信託(151本) 公式HP

国内株式、国内ETF、REIT、ETN、単元未満株、IPO、PO、立会外分売、投資信託、外国株式、海外ETF 国が定めた基準を満たした投資信託・ETF(約120本) 公式HP

国内株式、投資信託、ETF、ETN、REIT 国が定めた基準を満たした投資信託(130本以上) 公式HP

国内株式、国内ETF、投資信託、プチ株 国が定めた基準を満たした投資信託(150本) 公式HP

国内株式、ETF、ETN、REIT、IPO、PO、単元未満株、ベンチャーファンド、投資信託、外国株式、海外ETF 国が定めた基準を満たした投資信託(130本以上) 公式HP

この記事のまとめ

NISA口座は、課税口座と比べて損失を出した場合の救済制度がないことがデメリットなので、積極的に大きな金額を運用する予定の人には向いていないかもしれません。NISAを利用する場合には少額分散投資をすることをおすすめします。

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