NISAからつみたてNISAへ変更できる?やり方&注意点

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「昔NISA口座を開設したことがあるけど運用するなら他の証券会社の方がよさそう…」

「NISAからつみたてNISAに変更したい」

NISAからつみたてNISAへ、あるいは、つみたてNISAからNISAへの変更は可能です。金融機関の変更もできます。

ただしいくつか注意点があり、金融機関も変更するのか、金融機関はそのままで、NISAからつみたてNISA(つみたてNISAからNISA)にするのかによって、やり方が変わります。

この記事では、NISA口座の変更手続きや注意点について詳しく説明します。

  • NISA⇔つみたてNISAへの変更は可能
  • 金融機関を変更するかしないかで手順は異なる
  • 取引開始後1年間は変更できない

NISA⇔つみたてNISAは変更できる?

「つみたてNISAの口座を開設したけれど、買いたい商品がない」「NISAの期間が5年と短いので、つみたてNISAの方がよかった」など、口座を開設した後で、悔やんでいませんか。そういうときは、NISA口座の種類の変更を検討してみましょう。

NISAからつみたてNISAへ、あるいは、つみたてNISAからNISAへ口座変更することは可能です。ただし、口座の変更についてはいくつか注意点があります。

NISA⇔つみたてNISAの口座変更の注意点

NISAの口座を変更する際の注意点は3つあります。

  1. 取り引きをしたことがある場合1年間変更できない
  2. 9月末日までに手続きが必要
  3. 口座を変更しても株を移すことはできない

まず1つ目は、一度でも取り引きがあると1年間は変更できない点です。つまり、NISA(つみたてNISA)にて1円でも利用があった場合、その年は変更できません。

2つ目は、金融機関を変更する場合、変更受付期間が決まっている点です。いつでも好きなときに口座を変更できるわけではなく、9月末日までに手続きをする必要があります。証券会社によっては、9月25日までの場合もあります。

もし期限を過ぎていた場合でも変更の受け付けはしていますが、実際に新しい口座での取り引きは翌年からしかできません。

3つ目は、口座変更前に購入した商品は新しい口座には移せない点です。A証券のNISA口座で購入した株を、B証券のNISA口座には移せません。また、A証券の一般口座で購入した株も、A証券のNISA口座には移せません。

口座変更前に購入していた商品は移せないので、決められた期間内であればNISA口座で保有し続けることになります。期間はNISAとつみたてNISAで異なり、NISAなら5年、つみたてNISAなら20年です。

どうしても新しく開設したNISA口座でその商品を保有したい場合は、旧口座で購入した商品をいったん売却し現金化して再度購入するか、旧口座の商品はそのまま保有し、新規開設した口座で買い増しするかのいずれかになります。

NISA⇔つみたてNISAへの変更手順

それでは、実際にどのような手続きを踏めば、一般NISAとつみたてNISAを変更できるのか簡単に説明します。

手続きの手順は、同じ金融機関内で変更するのか、金融機関を変えるのかによって変わります。また、過去にNISA口座による取り引きがあるかないかによっても条件が変わるため、よく確認してください。

同じ金融機関でNISA⇔つみたてNISAへ切りかえる場合

同じ金融機関内でのNISA、つみたてNISAへの切りかえは、勘定変更の手続きという扱いになります。

一度でもNISA(つみたてNISA)口座で取り引きをしたことがある場合、年内の変更はできません。また、つみたてNISAの場合、翌年の投資可能枠を利用しているケースもあるので、よく確認しましょう。

一度も取り引きをしていない場合、書類での手続きにより口座を変更できます。変更手続きは、各証券会社によって異なります。例えば、SBI証券の場合、Webサイトにログインし、「お取引・口座開設」の変更ボタンをクリックすれば、変更に必要な書類の請求ができます。書類を返送してから1週間から2週間で変更手続きが完了します。開設している金融機関の変更の仕方を確認しましょう。

NISA⇔つみたてNISAへ切りかえる際に金融機関も変更する場合

金融機関を変える場合は、変更前の金融機関、変更後の金融機関の2ヵ所で手続きが必要です。

一度でもNISA(つみたてNISA)口座で取り引きをしたことがある場合、年内の変更はできません

一度も取り引きをしたことがない場合の手順を説明します。

  • 変更前の金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を提出する
  • 約1週間ほどで「勘定廃止通知書」が交付される
  • 変更後の金融機関に金融機関変更の書類請求をする
  • 変更後の金融機関から届いた「非課税口座開設届出書」と変更前の金融機関から届いた「勘定廃止通知書」を変更後の金融機関に提出する

以上の手続きが完了すると、税務署の審査とその金融機関で手続き処理が行われます。税務署にてNISA口座開設確認が完了したら、無事に金融機関変更、取り引き開始となります。税務署の確認手続きは、1週間~2週間くらいかかります。

とても難しそうに見えますが、実際の手続きは、それほど難しくはありません。変更を希望する金融機関に問い合わせると、やり方を教えてもらえます。まずは問い合わせて、指示に従い、必要な書類をそろえましょう。

NISA口座変更のメリット・デメリット

NISAからつみたてNISA(またはつみたてNISAからNISA)に口座変更した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのか説明します。

 

NISAからつみたてNISAへの変更のメリットとデメリット

NISAからつみたてNISAへ変更した場合、メリットは、非課税で投資できる期間が延びる点です。NISAは5年ですが、つみたてNISAは20年です。

一方、デメリットは、金融商品が投資信託のみとなる点です。個別に株への投資ができなくなります。また、NISAには、5年の期間が満了した後、翌年のNISA非課税枠へ移し、最長で10年間期間を延長するロールオーバー制度がありますが、つみたてNISAにはありません。

つみたてNISAからNISAへの変更のメリットとデメリット

つみたてNISAからNISAに変更した場合、投資できる商品が増える点は、メリットです。国内株や海外株の取り引きもできるようになります。また、1年間の投資枠も40万円から120万円に増えます。

デメリットは、投資期間が短くなることです。NISAの期間は5年間です。つみたてNISAに比べると短くなります。

NISA、つみたてNISAに適している金融機関

NISA、つみたてNISAには、SBI証券が適しています。

なぜなら、SBI証券のNISA口座は取扱商品が多いからです。他と比べても外国株式、IPO銘柄数なども豊富に取り扱っています。欲しい金融商品をほぼ網羅しているといっても過言ではありません。また、国内株式、海外ETF(投資信託)の手数料も無料です。海外ETFは、手数料がかかる金融機関もあるため、お得に取り引きできます。

SBI証券の詳細はこちら

SBI証券のつみたてNISAは特に 「カートつみたて」機能があり、つみたてNISAの投資状況がわかりやすいのがポイントです。投資枠を自分で調整せずに積み立てられる「NISA枠ぎりぎり注文」ができるなど、スムーズに取り引きできるサービスが充実しています。

NISA口座を変更してよかった!投資の体験談

証券会社を変更したら購入できる商品がまったく違ったので、よりNISAでの投資を楽しめるようになりました。

つみたてNISAでは物足りないと感じるようになり、つみたてNISAからNISAへ変更しました。高配当の株を狙って積極的に投資をしています。

この記事のまとめ

NISAとつみたてNISAは同時に運用することはできませんが、変更することでそれぞれのメリットを受けることができます。変更時の注意点や手順をよく確認しながら対応しましょう。

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